授業/学び
よい授業ってどんな授業でしょうか? こういう記事が一番素が出る気がしますが、かつては(下のTwitterのヘッダにあるように)授業=「場の価値の最大化」と言っていました。 授業とは? 今もその考えは根底からは変わっていませんが、「場」って何だろう?…
スマホ依存について。 結論を先に言っておくと、 「スマホ依存の子供のいる家庭に本当に必要なのは、スマホ断捨離術ではなく家庭での会話だ(orスマホよりはPCを!)」 ということになるでしょうか。 動画は1.〇〇倍速? 学校に助けを求める 指導と管理の会…
1月から3月の学校はちょっと好きかもしれない。 生徒に少しの余裕がある ちょっと余裕があるのです(まだこの時期は)。 試験前やプロジェクトの大詰めになってくると疲弊して本当に自転車操業の生徒も増える中で、新しい年は一旦リセットされることも多いで…
日々の記録をTwitterだけではなく記事に残しておくことって大事だよなと思い(3日ぶり452回目)短めの記事を残しておきます。 ちょうど1週間前。プロフェッショナルで観た「いもにい」こと井本先生。 全国から視察が殺到する注目のカリスマ教師・井本陽久(5…
今年は業務量がさらに増えたこともあり、ブログのエントリ数も減ってしまいました… が、読書量は90冊程度となんとか最低ラインに乗ったかと。 ※これはいわせんこと岩瀬直樹先生の現職時代(週3冊)にははるか及ばず、もどかしさも残る結果です。 とはいえ、…
師走のはじめに、出ましたね。 教育政策に絶大なインパクトを与えると言っても過言ではないPISA。 結果概要がこちら。とりあえず要点はここかと。
英語外部検定利用入試の延期が決定した11/1以降、教育をめぐるニュースや議論が活発になされている印象を受けます。(教育は誰もが経験した分、語り合い共通了解を紡げる可能性を感じやすい一方、各人の教育経験にかなり依存するので難しさもあります) そん…
読み、書き、考える。 このプロセスを通して人は学ぶ。そのコツをいかに教員は教え、生徒は学ぶのか。その技術を「追体験」することで学ぶ1冊。 教員側の視点と、学生側の視点が両方メタレベルで語られることで、how toにとどまらない広がりを持っており、探…
カウンセラーの授業でトロッコ問題を扱ったことで、不安を覚えた小5,6の生徒のご家庭が学校に申し出た結果、学校が謝罪した、というあのニュース。 ニュースを見た時の感想をまず貼っておきます。 「問題ない」って言い切ると嫌な感じしますね笑 多感な時期…
哲学に対する「愛」が伝わる、読み継がれる「愛」の書。 愛の本質をがっちり掴むだけでなく、哲学って答えのない問いをぐるぐる考えるだけの学問ではない、ということを示す良質な1冊です。 著者20年の思索の結論、と帯にもありますが、構想を数年前に伺い、…
もう生徒とは顔を合わせているけれど、今学期の授業計画の最終案を固めています。 2単位の呪縛 「単位数が多い=やりたいことができる」というわけではないですが、生徒にあれこれもがいてもらうためには、時間が必要です。 が、2単位だとどうしても限界があ…
これまでいじめ関連本で新書と言えば、森田先生の中公新書だった。 いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書) 作者: 森田洋司 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2010/07/01 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 81回 この商品を含むブログ (1…
「読者投稿を書く」授業実践まとめ記事②です! 前回記事をふりかえる 大まかに言及したのは以下の内容でした。 授業の流れ 社会科としてのテーマ設定の工夫 ピアレビューを図書館で行う意味 生徒にとってのインセンティブ www.yacchaesensei.com この記事②で…
新聞の読者投稿を書く授業を、あすこまさんのブログを先行実践として参考にさせていただき、行なってきました。 askoma.info 気づいたこと、思ったこと、反省点をまとめてみたいと思います。
Google Classroomに毎日アクセスしているヘビーユーザーなのですが、素晴らしいアップデートが行われていたのに気づきませんでしたので紹介します。 生徒セレクター機能 なんだか日本語にすると機械的であたたかみのない言葉ですが、 簡単に言えば、生徒の氏…
今週1週間は通常授業に加えてグループでのミニプロジェクトの詰めに時間を費やした週でした。 そこでずーっと抱えていたモヤモヤのツイートが流れてしまわないようにまとめておきます(以下引用箇所は自分のツイート) 同じようなことで悩んでいる先生方もい…
実習生の指導ですが、今年度もスタンスはほぼ変わりません。 今年は指導教諭として一緒にやらせてもらっています。 今まで書いてきた記事に加えて、今年度特に意識していることを5つにまとめます。
話題になっていた「Googleに魂を売った高校」ツイート。 もう高校やばい。Googleに魂売ってる。授業で全員にGoogleアカウント作らせ、英語はGoogleスライドでプレゼン作りGoogleドライブに提出、世界史ではGoogleフォームを使って質問を募集、生物では先生が…
自分の意見を持つことを授業で重要視することは多いでしょう。 でも、それを強調するよりも大事なことがあると思います。 自分の意見から自由になること 先に結論を提示します。 意見を持つことが悪いわけではない。
GWの前半はBEYOND/Cさんが主催するこちらの講座に参加していました。 PBLを企画し、デザインし、ナビゲートし、学習者に学びとして定着させるまでの一連の流れの中で教授者が必要となるスキルを、体系的・網羅的に身につけることができます。 教育工学などの…
授業びらきで今年度も成績評価の種類と方法を話しました。 【授業びらきで伝えるべきこと】全て話せなくても、4月の授業で触れていけば、その後も繰り返せてじわじわ浸透します!・教員の自己紹介(・アイスブレイク兼ねた生徒同士の自己紹介)・授業内容・…
PBLという言葉が浸透している教育界ですが、この2つの使い分けは意外となされないまま「PBL」と言われている気がします。 Problem-Based-Learning Project-Based-Learning その違いについて整理してみます。
節目の300記事なので、と思って意気込むけれど、変わったことが急にできるわけではないので、2019年1〜3月出版の教育関連オススメ本8冊を一挙に紹介します。 2018年もあるのはお許しください…。ではいきます!
昨日、成城大学FD・SDシンポジウムに参加しました。 本日は年度末の仕事を放り投げてこちらへ。立命館宇治中高、札幌新陽高校、成城学園中高の先生方の発表、楽しみです。今の課題は何であれ学びを自校内で交流させること、なんだけど探究講座単体を持つ以上…
「最後は、評価が1〜5とか、A~Dの成績に「堕する」んでしょ?」 今日の記事の問いを先に提示しておきます。 総括的評価を下す宿命 今年度の学びの協働化+プロジェクト化がついに終了。 最後の総括的評価を行う段階に来ています。 これまでも色々学びの協働…
2019年に入り、高校3年生の授業がなくなり、部活もピークではなくなりました。 論文を書いたり、担任させてもらっているクラスのことをもっと丁寧に見たり、授業でも一人ひとりの大福帳をしっかり返信したりできると思っていたのです。 ところが、現実はそう…
先日担任しているクラスの芸術の授業を見学し「いやあ、学びが多い!」と実感しました! 限られた授業時間 前提として芸術科は授業時間が少ない。 芸術科目の多くは配当時間も少ないので、週1~2の授業。そこで全員が演奏や製作を行って何か成果を残す指導を…
「高等教育の再創造」を本気で志す壮大な試みです。ビジネス書としてもオススメ。 宣伝色の強い装丁にやられて積読本の中から読むのを敬遠していた1冊、早く読まなかったことを後悔しました。
教員必読、ってあまり使いたくないのだけど、使ってしまうくらいには読んでほしい本。おなじみの吉田新一郎先生訳本です。 吉田新一郎翻訳本クラスタの皆さま(いるのか)、本屋にまた2冊新刊が…とりあえず左を購入。「ほめ言葉のシャワー」は聞いたことあるけ…
年度末のチームプロジェクト(PJ)を生徒たちが進めています。 個人PJではないので、協働的な学びを実現できるかがカギになります。そこで、教員が何に時間と体力を裂かれるか、という話。 どちらかというと私個人の授業反省に近い記事。