やっちゃえ先生ブログ

教員の、教員による、教育のための探究記。 大胆かつ繊細に、実のある記事を。 民間企業→私立中高一貫校→私立高校(今ココ)。

読書・映画・TV

【書評】なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか!?ー日野田直彦校長のサーバントリーダーシップに見る管理職像ー

日野田先生の箕面高校改革の物語。あれやこれや奔走する若き校長の話だと思っていました。 引き続き筋トレです。右は読了。 pic.twitter.com/gcSk464qqy— T.Yacchae (@Yacchaee) 2018年11月6日 サーバント・リーダー 皆さんは校長先生というと、どのようなイ…

教育と評価をめぐってー梶田叡一先生に学ぶー

無限に仕事はありますが、強制終了し読み進めています。 積読が減るどころか増えているんだけどとにかく筋トレのように読み続けることしかないと思うので手を出す。左はポップな装丁からの肉厚な内容。わかった気でいたけど不十分だったことが、言語化されて…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』⑦〜教員必見!あなた1人をどう評価する?〜

今日は、第8章「価値を認める・評価する」の書評です。ついに最終章。 【これまでの『イン・ザ・ミドル』書評記事】 第1章「教えることを学ぶ」〜「譲り渡す」教育と社会科の悩ましさ? 第2章「ワークショップの準備」〜素晴らしい教師に必要な条件とは? 第…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』⑥〜1人ひとりの学びを支える働きかけ〜

今日は、第6章「一人ひとりの書き手を教える」と第7章「一人ひとりの読み手を教える」の2章分の書評です。味わいたかったので1章ずつ書いてきましたが、 この2章はアトウェルの授業の真髄と言ってもいい、「生徒一人ひとりとの関わりをどう担保するか?」を…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』⑤〜読むことをどう鍛える?〜

今日は、第5章「読み手を育てるミニ・レッスン」の書評です。旅行に読書にいろいろと外に出ていたら書評の間隔があいてしまいました。 【これまでの『イン・ザ・ミドル』書評記事】 第1章「教えることを学ぶ」〜「譲り渡す」教育と社会科の悩ましさ? 第2章…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』④〜ミニ・レッスン、効果あり。〜

今日は、第4章「書き手を育てるミニ・レッスン」の書評です。多少第5章の「読み手を育てるミニ・レッスン」の内容も入ります。 【これまでの『イン・ザ・ミドル』書評記事】 第1章「教えることを学ぶ」〜「譲り渡す」教育と社会科の悩ましさ? 第2章「ワーク…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』③〜これぞ、学びの個別化!〜

今日は第3章「ワークショップ開始」です。具体的な授業実践に入っていきますが、色々と個人的に考えることが多かった第3章。 【これまでの『イン・ザ・ミドル』書評記事】 第1章「教えることを学ぶ」〜「譲り渡す」教育と社会科の悩ましさ? 第2章「ワークシ…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』②〜素晴らしい教師に必要な条件とは?〜

昨日の第1章書評に引き続き、今日は第2章「ワークショップの準備」です。 いきなりですが、「素晴らしい教師に必要な条件」とは何でしょうか…? 素晴らしい教師に必要な条件とは? 「 」とは? 「宿題でやってきて」 と思っていたら、訳者コラム! ハードへ…

【書評】『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』①〜「譲り渡す」教育と社会科の悩ましさ?〜

訳者注がめちゃめちゃ丁寧… 社会科の悩ましさと吹っ切れ感の同居 一方で、 「譲り渡す」こと 先達に学ぼう① 先達に学ぼう② 先達に学ぼう③ おわりに お待ちかねの一冊、わくわく読み進めています! 第1章を読んだだけですが、『イン・ザ・ミドル』は第3版であ…

この夏に読みたい「教育」を考えるオススメ本10選!〜保存版〜

ようやく、どの学校にも夏休みが訪れたと思います。教員にとっては一年で最も鋭気を養い、中長期的なことを考えられる期間。読書をしない手はありません。 学習指導要領改訂のタイミングも重なり、学校にいる人間としては教育界が少しずつ動いていこうとする…

レポート課題のジレンマ&岩瀬先生のひとこと〜教師の専門性を高める最も基本的なこと〜

6月はずっとゆとりがなかった。夏休みの私的な予定もきちんと立てきれないくらいバタついていたし、生徒との時間もせかせかしていた。 残業時間は完全に過労死ラインを超えています。私の頭皮もそろそろ危ない。 なぜこんなに多忙だったか?

【実践報告】スパイダー討論の意義と振り返り②〜真のアクティブラーニングを実現したい〜

前回の反省も踏まえて、2回目のスパイダー討論を行いました。 なぜスパイダー討論か? 2回目の討論を実施した振り返り! ①「なぜ均等に発言することが重要なのか?」に答えを! ②「どのような問いが議論に値する問いか」の共通了解を! ③「グループでの評価…

袴田事件・高裁の再審取り消し判断と私たちの感覚がズレる理由!〜裁判所の考える「再審決定」の条件とは?〜

あまりの驚きに仕事の手が止まってしまった午後でした。 死刑囚として世界一長い拘禁期間(ギネス記録)を経て、再審決定判決を勝ち取った袴田さんの再審への扉がまた閉ざされることになってしまいました。 もくじ 袴田事件とは 2014年・再審開始決定のカギは …

【書評】『最高の授業 スパイダー討論が教室を変える』がスゴイ。安定の吉田新一郎訳本!

教育者必読の1冊がまた誕生しましたね… 吉田先生の訳本は理論に裏打ちされた優れた実践を日本の現場につないでくれます。 実際にこの本を読んで授業に取り入れてみたところ、圧倒的な可能性を感じてしまったので、実践報告記事も書きたいと思います。 間違…

【書評】溝上先生の『高大接続の本質』を読んで新年度の仕事に取り掛かろう!

10年間にわたる追跡調査の中間報告をまとめた1冊。 高校2年生から大学1年生の3年間を追跡調査してここまでで分かったことの総まとめです。 もくじ 高2の資質・能力が大学生になっても… 「いや、高3の受験で生徒は成長しますから大丈夫です」 文武両道…

【書評】『教育の効果‐メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化』ジョン・ハッティ~「教育=場の価値の最大化」?~

教育の効果をエビデンスで語ろう。 そんな21世紀の教育改革を、強烈に後押しする1冊です。 もくじ 教育=介入がどれだけの効果を持つか? 読みたいように読んでしまわないように 学力に「負」の効果をもたらすもの… 宿題の効果は? 自分に最も欠けているもの…

【書評】『アクティブラーニング型授業の基本形と生徒の身体性』は超オススメ!〜これが1000円でいいのか!?〜

本当に溝上先生と東信堂さんには感謝である。 タイトルが難しそうな印象を与えるが、現場の教員であればこの1冊は必携だ。 アクティブラーニング型授業の基本形と生徒の身体性 (学びと成長の講話シリーズ) 作者: 溝上慎一 出版社/メーカー: 東信堂 発売日: …

【映画】グレイテスト・ショーマンが映し出していないもの?〜ネタバレなし・偏見あり〜

3月は期末試験、一気に年度末の実感が押し寄せます。採点祭が始まる前に、観たかった映画を見てきました。 今日の記事は、いつも以上に自分の視点をさらけ出しているので非常に恥ずかしい。 もくじ グレイテスト・ショーマンが無意識に行う線引き 功利主義…

【書評】必読の書!新井紀子『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』~どんな力を育てるか?の指針~

1500円+税で読めるのは本当にありがたい。 東ロボくん(東大合格ロボ)の研究者である新井紀子先生の研究や講演会の内容がぎっしり詰まった超良書です。帯が若干あおり気味ですが、本当に本当にいい本! もくじ AI関連本の原点!! 試験で何を問う? 人間がAI…

【書評】『学習する学校』⑤社会課題と”出会う”ことはいかにして可能か?~第13-16章:地方の公教育が示唆する可能性~

読了。達成感と解放感がすごいです。笑 正直、後半はかなりペースダウンしました。それはきっと

【書評】『学習する学校』④正直に感想を言おう。~第8-12章:本気で学校を変えたいなら…?~

21世紀の「教育改革のバイブル」、後半を読み進めています。 今まで書いた書評記事も、章立てに合わせて貼っておきます。

【書評】『未来のイノベーターはどう育つのか』~創造性を育てるためには?オススメしたいもう1冊も合わせて~

大雪で業務も強制終了のため、記事を書く時間ができました。 あの大著学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する www.yacchaesensei.com を読んでいる途中に、寄り道をしてしまった本。 寄り道してしまった理由は、

【書評】『学習する学校』③まず教室で何ができる!?~第3~7章:選りすぐりの実践がズラリ~

通常業務が始まり、完全にペースが落ちながらも、”21世紀の教育改革のバイブル”『学習する学校』第1部 教室を読了しました。 学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する 作者: ピーター M センゲ,ネルダキャンブロン=マッケイブ,ティモシ…

【ネタバレ軽】キングスマン:ゴールデンサークルの3つの見どころ!~#秒でアガる!続編は?~

待ちに待っていた映画キングスマンの続編!あっという間の2時間強! 間違いなく映画館で観るべき、爽快アクションでした! ネタバレ記事、というよりは、この映画の見どころを3つあげておきたいと思います。

【書評】『学習する学校』②教育を変える5つのメソッドとは?~第2章:100年の研究が教える方法~

年度の最後の学期が始まり、のんびり書評記事を書いている時間もなくなってきたのですが、やっぱりこの本については書いておきたい。

【書評】『学習する学校』①全おとな必読の第1章~産業化時代の教育システムとは?~

いやあ、すごい本だ。読みはじめたが面白い。 学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する 作者: ピーター M センゲ,ネルダキャンブロン=マッケイブ,ティモシールカス,ブライアンスミス,ジャニスダットン,アートクライナー,リヒテルズ直子 …

2017年に読んだタイトルが刺激的だけど中身の濃いオススメ本4選!~政治・経済・教育~

12月に記事数を増やすつもりが全く増やすことができず…あっという間に年末になってしまいました。

学校で多数決を使うのは禁止すべき?~本当に良い「決め方」を教えてくれる1冊~

多数決以外の決め方をいくつあげられるだろうか? くじ引きやじゃんけん?責任者での話し合い?学校現場での「決め方」はワンパターンだ。 しかし、いつから多数決が当たり前に使われるようになったのだろう? クラスの委員決め、合唱曲の曲決め、指定校枠で…

【書評】科学が教える子育て成功への道~単なるhow to本ではない学習科学の知見!~

夏は授業の内容(Contents)だけではなく、まとまった時間を理論の勉強に費やせる貴重な時間だった。ということで、紹介したいのがこちらの新刊。 科学が教える、子育て成功への道 作者: キャシー・ハーシュ=パセック,ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ,今…

絶対にモノにする読書法3か条〜あなたの読書、身になってますか?〜

夏の終わり、20冊近く読むことができていかにそれを秋からの実践に取り入れていくかワクワクしてきている(夏休みの終わりを嘆くのは生徒も教員も同じ)。 が、、しかし。