やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

担任スタートダッシュを切るたった1つの方法〜教科担当者にも通ずる鉄則!〜

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新年度が始まり、我々教員は毎日バタバタし続けている今日この頃です。

特に今年は新入生の担任としていろいろとやるべきことが満載なため、

いかに効率よくよい仕事をするかで毎日必死です。

そこで、簡単に自分が担任としてしていることで、

同僚にも、時折「へえー」と言われるたった一つのことを紹介します。

担任スタートダッシュを切るためにこれをやる!というものです。

とってもシンプルなことです。

答えを言う前に、問題をひとつ。

 

担任がまず1番すべきことはなんでしょう?

 

4月は担任として膨大な業務が待ち構えています。

引き継ぎ事項もあり、分掌が変わり、1年を通してみても、猛烈な忙しさです。

そこで、まず何を優先順位1位としてもってくるでしょうか??

 

 

私はこの問いに、こう答えます。

生徒の顔と名前を、

「生徒と顔をあわせる前に」一致させる

これ以上に大切なことはないと思います。

 

ポイントは、生徒と顔を合わせる前に全員覚えることです。

登校初日に、担任が自分の名前をすでに覚えている!ことのインパクトは計り知れません。(どんな組織でも初めましての人が自分のことを知っていたら、驚きと同時に、ほとんどの場合が好印象につながるでしょう)

これは、かつて教育実習にいったときにも効果を感じました。

実習校の校長先生が「最初に実習生としてすべきことはなんだと思う?」

と言ったとき、当たり前だけど、これほど大事なことはない、と教えて下さいました。

そして、その実習の最終日に生徒たちからもらった色紙の中に、

「まだしゃべったことがないのに、自分の名前を知っていてびっくりしたし、うれしかったです」という言葉をもらったりしました。

「ひとりひとりを大切にする教育」という言葉は聞こえはいいですし、

そのための手法が注目されます。塾業界の「少人数指導」や大学の「少人数教育」はいずれもこれが教育に求められていることの証拠でしょう。

でも、最も大切なことはシンプルだと思います。

いろいろと真新しいことを実施するのも大切ですし、

「やっちゃえ先生」ですから、そういうことは大好きなのですが、

でも最も大切なことは、

生徒の顔と名前を、「生徒と顔をあわせる前に」一致させる 

ことなのかな、と感じています。

(という私も,今年はまだ実は100%と言い切れていないのがくやしいところ)

 

明日からがどの学校も本格的な年度初め、授業開きになっていくでしょう。

HR開きで最も重要な3日間を迎える先生方も多いはずです。

生徒同士の活動を取り入れながら、いろいろと実践したいと思います。

私は,明日は「友達と共通点探し〜探したもん勝ち!〜」

をやろうかなと思っています。健康に気をつけて、頑張りましょう!

ではまた!