やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

5月に担任の先生が踏まえるべきポイント

こんばんは!やっちゃえ先生です!

GWを終えて学校は「5月病(自称)」を訴える生徒が現れつつも、

5月末〜に迫った定期試験が現実に引き戻してくれている、そんな時期です。

我々教員も試験問題作成など、ようやく4月からのバタバタが落ち着いたと思ったら、試験を迎えることでじわじわと忙しさの波がまた押し寄せているな・・・という感覚でしょうか笑

 

今回は5月に担任の先生が踏まえるべきポイントを考えてみます。

担任,なので主に学級経営ですね。

 

新入生に関して言うと、学校に慣れてきたタイミングでもあります。

が、「やっと慣れて来たね!よかった〜」で我々の仕事は終わりませんね汗

なぜなら、GWによってマナーや校内ルール等の規律に関しても、また生徒自身の(また1からだという)自覚がリセットされた状態になっている時期だからです。

4月から積み上げて(詰め込んで?)来たものが、悲しいかな、0になっている状況です。ということで、新入生担当の教員はもう一度1から積み上げている時期です。

 

さらに、

新入生は人間関係のぎくしゃくも表面化し始める時期ですね。

お互いの人格を脅かすような大きなトラブルがここで勃発する確率は低いと感じていますが、この時期の重要性を甘く見るとあとでしっぺ返しを食らうと思っています。

なぜなら、いじめもそうですが、「対応」ではなく、「予防」することが重要だからです。

未然に「予防」できるように、この少し気が緩みがちな時期に生徒とコミュニケーションをよくとることを心がけています。

具体的に言えば、5分でよいから実施するよ〜と伝えて、それとなく行う面談や、そうじの時間や授業前後の数分を利用して話をしています。

 

あるいは、こんな方法もあるでしょう。

本校では担任と生徒の「交流ノート」なるものが存在します。

多忙で面談時間がなかなかとれない、あるいはテスト前で面談しにくい、などのときは、このノートを簡単に書いてくるように指示します。

その際の質問が重要で、最近悩んでいることがありますか?よりも、勉強中にふと手が止まってしまったり、SNSで気になっていることはありますか?の方が話を引き出せたりします。(これはケースバイケースですね)

 

もう一つだけ補足するならば、私が心がけているのは、朝のあいさつの時間ですね。朝全員が教室にいる場で全員の様子をさりげなく観察します。(私は5分前には行っていますが)教員と目が合わない生徒、周りと話していない生徒、表情が硬い生徒など読み取るヒントは様々ですが、とにかくこれは場数が重要と思います。

意識して、見続ける。これを気長にやることで、生徒の出す微妙なサインを感じ取ることができます。疑う前に、5分前に教室にいってみてください。先生が入る前の教室の様子が、彼らの素だなあと思っています。

 

 

季節の変わり目ですが、我々教員は体調管理が第一!

気をつけていきましょう!ではまた!