こんばんは、やっちゃえ先生です。
5月も今日で(ようやく!)終わり、明日から6月ですね〜
中日ドラゴンズファンの私は、甲子園優勝投手でドラフト1位ルーキーの小笠原選手の初登板初先発、しかも相手は7連勝中の王者ソフトバンクということで、仕事をさっさと切り上げ、テレビ観戦しました。
5回1安打7四球とコントロールに課題はあったものの、
・腕が触れて直球に威力がある
・変化球と直球のメリハリが効く
あたりはさすが甲子園優勝投手!という感じでしたし、それはだてじゃないなというピッチングでした!期待せずにはいられませんね。
そして私が18歳にして秀逸だなあと特に感じたのは以下の点です。
・投げミスが甘くならずボールゾーンに外れる
ということです。
そしてこの2つが、タイトルにある
「小笠原ができて、又吉・福谷ができないこと」だと思います。
又吉(現在2軍調整中)・福谷(今日試合をぶちこわした人)がここ2年期待されていつつもぱっとしない成績に終わっているのはこの2点ができていないからだと個人的には感じています。
又吉も福谷も、それぞれ右の速球派リリーフですが、三振の取れる決め球がイマイチはっきりしていない以上、速球が投球の軸になってきます。それが武器ですし。
ところが、彼らは速球で外と中を投げ分けることがあまりできないようにみえます、むしろ目一杯投げて球威で抑え込むようなスタイルかなと。
これでは初年度通用しても、さすがにプロ相手に同じスタイルでは通用しないでしょう。相手も研究してくる訳ですから。
言い換えると、2人には致命的にコントロールが足りません。
浅尾・岩瀬の黄金時代、彼らはフォーク・スライダーと絶対的な決め球をもち、かつまっすぐで中外を投げ分け、変化の精度も抜群でした。コントロールがよい。
ところが又吉・福谷は基本的にアバウトなコントロールしかない上に、絶対的な決め球がなく、まっすぐの投げ分けができない。となれば、
おのずと制球に苦しみ、カウントを取る必要があり、その球が甘くなって痛打されることや、投げミスが真ん中近くに不用意に集まることをよく見ます。
そういうシーンに中日ファンは疲れました(まだシーズン半分以上あるのに)・・・
今年そういう打たれ方を何度していることか。。
又吉・福谷については、記事でも「メンタル」の問題に帰着させるようなものもみられますが、いやいや、メンタルはやるべきことをやった状態で真価が問われるのであって、やるべきことができていない2人に問うても意味がないのです、と言いたい。
2人も、打たれているとき・ピンチのときの表情というか見られ方ばかり気にして、リリーバーとして本当に重要なことへの追求をどこまでしているかがみえません。
同じ失敗を繰り返しても、メンタル強くなりましたよ!アピール要りません。
やっぱり思うのですが、8、9回を任せるピッチャーが
相手の「打ち損じ」を待っているようではダメだと思います。
自分で決め切ってもらわないと、打者に立ち向かってもらわないと困ります。
そして、技術的にも追求してもらわないと困る。メンタルじゃない。
ちなみに、
小笠原に関しては、緩いカーブもいいアクセントになっていたし、
チェンジアップの腕の振りも序盤は特に良かった。
欲を言えば、スライダーのキレがもう少しあると(エース大野に学べ!)よりピッチングの幅が広がるはずだし、
もっと欲を言うと(笑)、
・インスラ(インコースからスライダーを曲げることを指すが、あまり打者がこのボールを待つことはないので、決まると有効。ただ、投げるのが難しい上に投げミスをすると、真ん中に入りやすいということもある)
が投げられるようになるといいなあなんて思ったりもしました。
でもまあこれはピッチングの引き出しなので、球威でぐいぐいいくことを忘れずに強気のピッチングをしてほしいなあと思います!
次回こそ、初勝利を期待しましょう!
半分中日ファンの愚痴になってしまったかもしれませんが、
明日は切り替えて勝ちたいですね!では!