今日は尊敬してやまない先生の授業を見学させていただきました。たまたま今年自分のクラスの授業をお持ちだったことも運が良かったです。
とにかく、この先生は人格者であり教育者。周りに安心感を与えます。
私のクラスの生徒も例に漏れず、安心して楽しく、かつしっかりと学んでいる。
この先生から学ぶことは多々ありますが、私も心がけていることがひとつだけ。
それは、「わからないことをわからないと表明し、そこから行動できたとき、あるいはそういう友達を助けようとするとき」に殊更に褒める、ということです。
簡単に言うと、「わからない」を認めるということです。合言葉は、「わからないから、どうする?」です。
中学生にもなると、「わからないに直面してどうすればいいかもわからない」ケースはあまりありません。
実際、やいのやいの言いながら、友達に相談したり、過去の例から推測して行動したりしてくれます。これが大事なんですよね。世の中わからないことだらけな中で、すぐに答えを与えない。嫌われても、それは生徒を送り出す責任があるからです。(大村はまの本についてはまた後日)
教室に「わからない」と言っていい空気があること
これで救われる生徒、自分らしさを発揮できる生徒がたくさんいます。
思春期となると、自分がどうありたいかよりも(というかまだそんな像を描ける子は多くない)、周りからどう見られるか、が大事です。
その意味でも、わからないと言っていい空気は、生徒を自由にします。「できた」ことだけを褒める教員や親を見て育つ生徒は、「できない、わからない」を異常に忌避するようになります。
だから、わからないはOKなのです。
尊敬する先生から
「先生のクラス作りゆえ、私の試みがうまく行くんですよ」という言葉をもらい、忙しい金曜日でしたが心豊かに帰路につく今日でした‥!