侍JAPANがこのまま逃げ切れそうなので、1つ記事を書こうと思いました。笑
卒業式シーズン、であると同時に、在校生にとっては学年末試験のシーズンです。
学年末試験に関わらず、定期試験が年間で言えば10日ほどあります。
年間授業日数がどんな学校でも大体150~200日におさまるでしょうから、そうなると、学校の授業がある15~20日に1日は定期試験日を迎えているということです。
この機会を担任として生かさないのは実にもったいない!
何てことない1日も、担任はその1日を生かすことが仕事です。
その生かし方の提案?です。
◯あなたが担任なら何を心がける?
ちょっと想像してみて下さい。
あなたは中学または高校のクラスの担任。今日は定期試験。
朝から生徒たちは直前の勉強に必死になっているだろうな〜と思いながら
あなたは階段を上がって(下りて)教室に向かいます。
学年の教室がある廊下にたどり着き、
自らのHR教室まで、廊下や外の景色を見ながら歩きます。
自らのHR教室の前に立つと、ガラス越しに生徒たちが見えます。
試験の朝とあって、皆懸命に勉強をしている様子。
あなたは少し遠慮がちにガラガラ、と扉を開け、「おはよう〜」と挨拶。
間もなくチャイムがなり、生徒の号令?であいさつ。
連絡をして、試験開始まで十数分が残されています。
という状況です。
あなたは担任として何を心がけて教室の十数分を過ごしますか?
◯私はここを見る!
もちろん、答えはたくさんある、という前提で話を進めますが、
私は、生徒の勉強の仕方を見ます。
つまり、生徒がどのように試験直前の時間を過ごしているかを見ます。
なぜか?
それは、試験の直前は、
①生徒が一番必死になっている姿
②生徒がどのような努力を積み重ねたか
の2つが見られるからです。
◯なぜこの2点をみるのか?
体育祭や球技大会、校外学習、合唱祭や文化祭など、何であれ、これらは生徒の必死さ、全力で取り組んだ成果を見ることが出来ます。
では、勉強でそれを見られるのはいつでしょうか?
もちろん、試験の紙面は大切です。試験の紙面に成果が現れるからです。
しかし、その成果はどのような努力を通じて現れた物なのでしょうか?
1人1人、努力の仕方も異なるはず。特に学齢が低ければ低いほど、「成果の出る努力の方向性」を身につけさせる必要があります。
だからこそ、直前の十数分で、
何を使って、どう勉強しているかを見るのです。
これは、保護者への声かけの材料にもなります。
具体的にみてみましょう。
◯実際にどのように勉強しているか
・単語カードを黙々とめくる
・赤シート等を使っている
・自分でノートに書いたオリジナル問題を確認している
・大切なグラフや図を見直している
・裏紙に書きなぐっている
・友達とクイズを出し合っている
・瞑想している
・睡眠学習をしている(意図的なのか…笑)
これを使って、保護者に(例えばですが)
「お子さんがこうやって勉強していたんですけど素晴らしいですね、ご家庭でもみてくださったんですか?」
と切り出せば、そこから学業の話にすっと入っていくことが出来ます。
◯おわりに
定期試験日の朝のHR、担任なら絶対に無為に過ごしてはなりません!
あ、私はあまり声かけはしません。一言全体に「頑張りの成果が出ることを願ってるからね!じゃ、自習」というくらいです。
1分でも自習させることで、1分生徒のことを見ることが出来ます。
しかも生徒は集中しています。普段ならじーっと見にくい生徒の頑張りをじーっとみられます。