書きたい欲があるのに更新できていませんが、ここぞとばかりに海外に飛び立っております。
今回はアメリカ、ニューヨーク。いろいろと記事にしたいのですが、記憶が薄れないうちに911記念館の写真と気持ちを。
ここだけは外せません。今回の1番の目的かもしれない。
外観はこんな感じ、あのビルは跡形もなく、噴水と記念碑になっている。
所要時間は2時間くらいかかるだろう。
というのも、911記念館は主要展示の音声ガイドアプリを出している。(iPhone,Androidともに)
https://itunes.apple.com/jp/app/9-11-museum-audio-guide/id872578735?mt=8
館内のフリーwifiで手持ちの携帯から音声ガイドを聞いて回ることができる。
音声ガイドアプリの素晴らしいのは、日本語の音声に日本語字幕も付いているところ。
音声を聴かなくてもサッと文字だけ読んで回ることもできる。
(ちなみに音声ガイドの朗読はNY出身のロバートデニーロ)
写真と雑感
なんの変哲のない、普通の朝だった、ということが本当にひしひしと伝わる展示だった。
それが、こうなった。
もともと建築に携わったのは日本人だ。
ただのビルではなく、ニューヨークの街を象徴するような意味が込められている。
主要展示は写真撮影不可だったので、その前後の展示をいくつか紹介したい。
最初に、911の当時を再現する映像、展示で一気にそのリアリティを突きつけられる。
音声が流れ、当時の様子を語る人々(字幕あり)、当時の写真が次々と流れる。
月並みかもしれないが、
まるで戦争だ。
戦争の展示を見ているようだった。広島長崎、311の影響かもしれない。
誰も記憶が忘れられることはない、誰も記憶から消し去られることはないんだ、
と宣言した古代ローマ詩人のヴェルギリウスの言葉。まさにこの記念館の価値観だ。
繰り返すが、本当に普通の朝だった。
そのことがよくわかる。8:46になるまでは、本当に何もかもが普通だった。
主要展示の写真撮影不可は致し方ないが、なぜ911が起きたのか、という背景から、当時のリアリティを再現する構成。
911まで、911、その後、という時間軸に沿った展示はわかりやすく視聴覚に訴える展示が続くので、英語が得意でなくても伝わってくるものは十分だろう。
思い返しても、本当にリアルだ。
リアルな出来事だから当たり前なのだが、本当にリアルだ、という言葉以外ない。
ハイジャックされた飛行機で、乗客が残した最期の言葉を肉声で聞くこともできる。
ハイジャック犯とのやりとりを聞き取れる。
生還への階段。
また一つ、自分の言葉と、当時を生きた人々の言葉で語りたい授業ができた。
それだけでなく、最大の問いである「なぜ911が起きたのか」という問いへの答えのヒントもたくさん得られた。
元々トランプ政権やオバマ政権の話は特別講座でやらせてもらっていたが、アップデートしていきたい。考えたい。