「読者投稿を書く」授業実践まとめ記事②です!
前回記事をふりかえる
大まかに言及したのは以下の内容でした。
- 授業の流れ
- 社会科としてのテーマ設定の工夫
- ピアレビューを図書館で行う意味
- 生徒にとってのインセンティブ
この記事②では評価や自分の振り返り、生徒の感想をまとめます。
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大まかに言及したのは以下の内容でした。
この記事②では評価や自分の振り返り、生徒の感想をまとめます。
続きを読む決してエモーショナルな筆致ではない。
感情移入をいたずらに誘う極端な事例もない。
淡々と、ただ淡々と「すでにある」格差を示し続ける。
高尚な理念も、熱い想いも大事だけれど、その前に必要不可欠な「複雑な現実をありのままに見つめるよ」という言外のメッセージがビシビシ伝わってくる。
そんな素晴らしい1冊に出会えました。当ブログを読んでくださっている皆さんにも是非読んでいただきたい1冊です。
2019年現時点で新書top3に間違いなくランクイン。
最近全く書いていなかった野球関連の記事、需要があるかわかりませんが、中日ドラゴンズの野球があまりにふがいなかったのでモヤモヤに任せて書きます。笑
守りでは半速球、攻撃はセーフティスクイズ。
続きを読むGoogle Classroomに毎日アクセスしているヘビーユーザーなのですが、素晴らしいアップデートが行われていたのに気づきませんでしたので紹介します。
なんだか日本語にすると機械的であたたかみのない言葉ですが、
簡単に言えば、生徒の氏名が書かれたカードをランダムで出してくれる機能です。
Google Classroomの月1アップデートで「生徒セレクター」機能が実装していてこれランダム指名使いたい先生には最高に便利だと思う。
— やっちゃえ先生@2つのPBL (@Yacchaee) 2019年6月21日
そして何より、これ教員かつモバイルデバイスのみの機能なので、Googleから「学校でスマホ禁止とか寝ぼけたこと言ってんじゃねえ👊」感が出てて好き(現実は複雑だが)。 pic.twitter.com/NFLtlkXRYx
具体的な使い方はこちらの動画がわかりやすいかな…
英語ですが、実際の画面を使っているので、一番イメージがわくはず!
機能自体はシンプルです。
新たなツールを作ることなく、ランダム指名が可能になるので、実際のこのスマホ画面を教室で投影して、ランダムに誰があたるか楽しみながら?授業をしたり、
あるいは席替えで、表示された順で座席を決めるような応用が可能です。
が、これがもたらすことはもう少し射程が広い気がしています。
というのも、学校でのスマホ利用は未だ禁止されていることが多く、その構造自体に風穴をじわじわとあけていく機能だと思うからです。
例えば、ちょうど私がこのアップデートに気づいた頃、
都立高校でのスマホ持ち込み・使用が解禁されたとのニュースがありました。
承前 Google先生に殴られないですみそう👊https://t.co/jwj2eWHhxN
— やっちゃえ先生@2つのPBL (@Yacchaee) 2019年6月21日
Googleからしても、「学校でBYODが実現されていない状況」は歯がゆいはず。
この生徒セレクターは、教員かつモバイルデバイスのみの機能です。
ということは、Googleは「教員が、スマホを、授業中に使って」教育活動を行うことを想定してこの機能を日本語版でも実装しているわけです。
つまり、Googleから「学校でスマホ禁止とか寝ぼけたこと言ってんじゃねえ」というメッセージが発せられているのに等しいんじゃないか、と思ったりします。
もちろん現実は複雑です。色々と各現場で困難があるのは承知ですが、少なくとも、少しずつ緩和していくことは確実でしょう。
生徒を信頼して、スマホが教育の現場で有機的に使用される未来を実現していきたい。
私の場合、ありがたくもBYODが可能な勤務校なので、その未来の実現のために色々積極的に試して発信していこうと思います。
生徒セレクターは、Android版だと昨年11月にはすでにリリースされていた機能なんですね…
Google Classroomの運営チームのことを知るGoogle社員の友人いわく、
「Classroomチームに限らず、Googleはフィードバックを送ったら見る習慣があるからガンガン送ってほしい」とのことでした。
実際私も日頃気づいたことは送っているのですが、昨年はそれが実際の仕様改善につながったようで、こんなメールをGoogleからもらいました。
Classroomに限らず、改善を繰り返して即時反映させていく「デバッグ」の思想はデジタルの世界では当たり前かもしれません。
要は、即時フィードバックを与えて改善を続けていくこと。
ただ、先日のOECDの調査結果のように、教育の世界ではなかなか私たちが日々現場でフィードバックをし続ける習慣がないようです。
一つは学習指導方略について。日本の教師は、生徒評価にあたって得点だけでなくコメントをしたり、学習直後にフィードバックを与える割合が参加国・地域中最低レベル/最下位である(第2章)。 pic.twitter.com/nlPpqEZJt3
— カテイカの実習生🔪 (@tra_inee) 2019年6月19日
でもやっぱり、生徒の成長を願うなら、即時フィードバックをし続けるという営みは欠かせないですよね。
というか、それが教育の重要な要素の1つであるのに、日本ではあまりに「序列化」のための評価・フィードバックになっています。
Classroomは序列化のためだけではなく、形成的なフィードバックを可能にするツールです。
Classiにせよ同じことができれば何でも良いのですが、生徒も教員も普段から使うスマホが学習端末になっている状態を実現していきたいですね。
なお、「デバッグ」の思想についてはSFCの井庭先生の本をぜひ!
クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育 (リアリティ・プラス)
さらに、Twitterでハッシュタグ「#クリエイティブ・ラーニング」と検索いただければ、あの「教育ICTリサーチブログ」の為田さんのアイディアに基づいてオンライン読書会記録をご覧いただけます!是非読みながらタグを使っていただければ嬉しいです!
ちょうど読み始めようとしているところで、「ハッシュタグ、どうしようかな…」と思っていたところでした。 #クリエイティブ・ラーニング にして、僕も乗っかります!よろしくお願いします! https://t.co/y4HTSWXHph
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年3月3日