やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

授業の計画を立てるときに考えていることー教師のライフヒストリーの影響の自覚ー

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もう生徒とは顔を合わせているけれど、今学期の授業計画の最終案を固めています。

2単位の呪縛

「単位数が多い=やりたいことができる」というわけではないですが、生徒にあれこれもがいてもらうためには、時間が必要です。

が、2単位だとどうしても限界がありますね。

例えば、9〜12月を2単位で回すと20回授業ができれば良い方。

20回をどう割り振るか?

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あいちトリエンナーレに行ってきた話。ー現代アートの魅力と「作られた生命」ー

「表現の自由」で何かと話題の、あいちトリエンナーレ2019に行って来ました。

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あの展示を見ていない

はじめに断っておきますが、私が行ったのは例の展示が中止になった後なので、その展示等を見ておらず、その話には立ちいりません。愛知県が検証委員会を設置し、11月をめどに経緯等をまとめるそうなので、注目しています。

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【書評】荻上チキ『いじめを生む教室』ー何問正解できますか?鬼門の秋を迎える前にー

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これまでいじめ関連本で新書と言えば、森田先生の中公新書だった。

いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)

いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)

 

が、そこで示された知見にさらに7〜8年の研究・調査分析を入れた素晴らしい1冊だったので、2018年の新書で今更ですが紹介します。 

「私にもできることがある」と静かに、でも確かに思わせてくれる1冊。

クイズでいじめの「正体」をつかむ

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「新聞の読者投稿を書く」社会科版の授業実践を振り返る②

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「読者投稿を書く」授業実践まとめ記事②です! 

前回記事をふりかえる

大まかに言及したのは以下の内容でした。

  • 授業の流れ
  • 社会科としてのテーマ設定の工夫
  • ピアレビューを図書館で行う意味
  • 生徒にとってのインセンティブ

www.yacchaesensei.com

この記事②では評価自分の振り返り、生徒の感想をまとめます。

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【書評】松岡亮二『教育格差ー階層・地域・学歴』は、すべての教育関係者に読まれてほしい。

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決してエモーショナルな筆致ではない。

感情移入をいたずらに誘う極端な事例もない。

淡々と、ただ淡々と「すでにある」格差を示し続ける。

高尚な理念も、熱い想いも大事だけれど、その前に必要不可欠な「複雑な現実をありのままに見つめるよ」という言外のメッセージがビシビシ伝わってくる。

 

そんな素晴らしい1冊に出会えました。当ブログを読んでくださっている皆さんにも是非読んでいただきたい1冊です。

2019年現時点で新書top3に間違いなくランクイン。

淡々と、胸を打つ

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中日ドラゴンズ、8連勝からの4連敗。ー勝負を分けた堂上・阿部選手のセーフティスクイズ+戦術理解!ー

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最近全く書いていなかった野球関連の記事、需要があるかわかりませんが、中日ドラゴンズの野球があまりにふがいなかったのでモヤモヤに任せて書きます。笑

守りでは半速球、攻撃はセーフティスクイズ。

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