やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

「打線組んだ」は教育に使えるんじゃないか。〜私も戦国武将で打線組んだ〜【9.10 追記】

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みなさん、「打線組んだ」でピンときますか?

世の中にはいろいろなカテゴリーで「打線」を組んでいる人たちがたくさんいます。

たとえばこんな感じ。↓

matome.naver.jp

matome.naver.jp

 

で、

このブログで数回記事も書きましたが、私、野球が大好きなんですね。

プレイングマネージャーとして野球をしていた時期もあるので、

こういう打線組んだシリーズは、なぜそれがその打順なのか、を推測して納得したり、いや私ならこうする、と想像力をかき立てるので大好きなのです笑

 

 

◯「打線組んだ」と 教育

ざっくりと、ですが、

打線を組むときは以下のようなプロセスをたどると私は思っています。

(何をまじめに解説しているんだ私は・・・笑)

 

①一旦考えてみる

②たくさんの情報にあたる

③対象をイメージしてもう一度よく考える

④自分なりの視点で決める

⑤他者に提示する(ことで、⑥フィードバックをもらえる)

 

具体的にいうとですね、

例えば、

「戦国武将で打線組んだ」で考えてみます。

 

①お題をみて、まず「戦国武将」というものを一旦思い出してみる

織田信長豊臣秀吉徳川家康真田幸村北条早雲武田信玄上杉謙信長宗我部元親・・・といった具合。)

 

②自分だけでは思い出せない武将もいるはずなので、調べてみる

伊達政宗を忘れてたな!とか、黒田官兵衛か!という具合に情報が増える)

 

③具体的にイメージをもってみてみる

(信長のあの剛胆さと影響力はやっぱり4番だな〜)

(秀吉はサルって言われるくらいだし、すばしっこそうだから二遊間守らせたらよさそうだな)

 

④自分なりの視点で誰を選ぶか、どう使うか決める

(個人的には、雑賀孫一は絶対チームに1人いたら嫌だから入れたい!!)

(地元の武将は外せないよな!)

 

⑤決めた打順を他者に提示してみる

(ということで私が組んでみた打順はこちら)

 

遊 豊臣秀吉
投 真田昌幸
三 武田信玄
一 織田信長
中 上杉謙信
右 伊達政宗
捕 徳川家康
二 石田三成
左 雑賀孫一

 

この打順に解説を加えてもよし、打順だけ出して、読者の想像力に任せてもよし。

(私がこれに解説をするとこの記事が終わらなくなるので割愛。)

 

という形で打順は組まれていくと思うのですが、

 

◯これって教育に応用できない…?

例えば生徒にお題を出すわけです。

「日本が作られる上で決定的な歴史の出来事で打線組んでみて。」

 

となると、先に述べたプロセスにそってみますが、

 

①生徒は自分のもっている知識を総動員して考えだします。

②友人と話したり、調べたりしてさらに知識を増していく。

③具体的にイメージを付与して思考実験をする。

④自分なりに厳選し、人とかぶらないオリジナルの打順をつくる。

⑤決めた打順やその理由をそれぞれ共有する。

(⑥互いの打順をプレゼンし、納得感の高い3つに投票したり、コメントを書いてもらったりする)

 

これ、立派な教育活動じゃないでしょうか?

「教員が知識を提示して、ひたすらそれを覚える。」

よりは

ずっと教育効果が高いと可能性を感じてしまいました。笑

 

ちょっと今度本当にやってみようかな・・・

(生徒が野球に通じている必要がありますが、そこは乗り越える!)

 

ではまた!

 

 

追記1:ブックマークで頂いたコメント

最後の「(生徒が野球に通じている必要がありますが、そこは乗り越える!)」がクソだと思いました。普通にトップ10を上げて順位の説明させればいい。

⇒おっしゃる通りですね。自分でもそう思いました笑 

 

追記2:ブックマークで頂いたコメント

野球嫌いな子にとっては勉強を嫌いにする手段として効果的に機能するよなーとぼんやり思った。そこまで行かずとも、打順と守備位置が肉体化して何の造作もなく思考できる人以外、難しい工程を追加させられる訳で。

⇒これもその通りですね、野球における思考方法を強要するのではなく、汎用性のある方法でやらなければ不特定多数の生徒が在籍する場をもてません。部活ならありでしょうかね。