やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

明日から使える業務改善!〜仕事を減らす8原則〜

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今日は偉い先生とお話しするタイミングがありました。

学校の仕事について、多岐に話が及びました。この偉い先生は、いつでもウェルカム(生徒に好かれる先生は、皆そうですね)して下さるので、とても話がしやすく、つい話し込んでしまいます。

しかし、その中で聞き流せない一言があったのです!!

仕事が多い中で早く帰るには、人を増やさないといけないからねえ…」

 

◯ちょっと待った!!!

完全に「ちょ、待てよ」状態でしたね。笑

ぽろっと出た一言だからこそ,余計に本心が出ていたと思います。

が、「日本の企業は99%が中小企業です。人を増やさないと早く帰れないとしたら、中小企業の方々にどつかれますよ笑」と聞き流せず、業務改善の話をしました。

 

私は以前民間企業でコンサル系の仕事をしていたこともあったので、その経験が微力ながら役に立てば、と思いお話しさせて頂きました。

当たり前になっている人は、当たり前のことだと思います。

でーん、と大風呂敷を広げた記事でごめんなさい…

 

何を話したかと言うと、業務改善の8原則です。

右側に私なりの一言クエスチョンとして変換しておきます。

①廃止:やめられないか?

②削減:削れないか?粗くしてもよいものか?

③容易化:もっと早く、もっと簡単にできないか?

④標準化:ルール化、マニュアル化できないか?

⑤計画化:いつ、何をするか先読みできないか?

⑥分業分担:分業化・集中化・外注できないか?

⑦同期化:手待ち・督促・調整をなくせないか?

⑧機械化:手書きをやめられないか?自動化できないか?

 

この8原則を、上から順番に検討していくことで、業務改善が図られるというものです。

 

◯学校で特に重要視すべきなのは・・・?

学校によって異なると思いますが、私の場合は①②④⑧ですね。

それぞれ、もう少し具体的に書いてみます。

①廃止:やめられる仕事が多い

教育は「あれもこれも」文化です。「生徒のため」が魔法の言葉です。

でも、これって気をつけないといけない。何かをやることは、何かをしないこと。選ぶことは,捨てることです。(経済学で言う【機会費用】の考え方ですね)

この罠にはまらないように、やらなくていいことを見極めることが大切です。

プロジェクターで映せばいいものを、必死にコピーして、30分の会議が終わったら全てシュレッダー、なんて本当にやめましょう(事実)

yacchaesensei.hatenablog.com

 

②削減:そんなに丁寧に細かくやらなくても良い

資料のための資料づくり、もったいない!

以前、こういう記事を書きましたが、大事なことは絵にしましょう。大人が1枚の絵でわからなければ、生徒もわかりません。

yacchaesensei.hatenablog.com

 

④標準化:人に仕事が張り付きすぎて担当者が変わったらできない(行事のマニュアルなど)

マニュアル化って大切です。「自分しかできない!」というプライド・やりがいと、「誰にでもできるようにする」標準化は相反しません。両立できます。

むしろ、「標準化した上で自分が出せる価値が、本当のプライド・やりがい」と感じています。

 

⑧機械化:手書き・紙が多すぎる!

現実は、手書きした物を、PCに打ち込む、というクソ業務が行われています。

私がコンサルの方から最初に教わったのは、

転記って、ただの無駄だから!」です。笑 やめたい。切実に。という話を訴えてきました。(自動化する予算がないので厳しいんだろうけど。)

 

ということで、業務改善の8原則についてまとめてみました。もっと知りたい方はこちらの本もおすすめ!↓

yacchaesensei.hatenablog.com

いい仕事、しましょう。

 

他にもこんなサイトが参考になるでしょうか。良かったら活用して下さい!

www.adoc.co.jp

言及頂きました。

s-locarno.hatenablog.com