真田丸を観ていないあなたにも伝えたい名言を今日は紹介します!
真田丸を録画して追いかけて観ている私、一旦追いついたのですが最近また引き離されようやく今日40話を観ました。(現実は44話まで来ている)
ここから真田丸は一気にクライマックスである大坂夏の陣に入っていく転機となる回なのですが、これがまた演出が憎かった(笑)
ちなみに、状況は、「主人公が九度山村というど田舎に幽閉されている身で十数年が過ぎた中、再び戦の気運。旧来から知る武将に出陣を求められ、思案し、ついに立ち上がる!という回。
◯長澤まさみが迫ってきた!
一言で言うと、終盤の回想シーンが本当にオールスターでした。が、その回想シーンに入る前のやりとりで長澤まさみさん演じる主人公の幼なじみが、現代に生きる私たちにも迫ってきます。
きり(主人公の幼なじみ)
「ここで一生を終えたいの?それでいいの?あなたは何のために生まれてきたの?」
真田源次郎(主人公)「私は幸せなんだ、ここでの暮らしが。」
と一瞬否定するのですが、おかまいなしに畳み掛ける。
「あなたの幸せなんて聞いてない。そんなの関わりない。大事なのは、誰かがあなたを求めているということ。今まで何をしてきたの?何を残したの?真田源次郎がこの世に生きたという証を、何か一つでも残してきた?」
俺は幸せだから!って言ってるのに、聞いてない。と一蹴されてて思わず笑ってしまいました(笑)この辺でお腹いっぱいなんですが、さらに畳み掛ける。マシンガン打線。
「あたしが大好きだった源次郎様はどこへ行ったの?
がむしゃらで、向こう見ずで、やんちゃで、賢くて、明るくて、度胸があって、きらきらしていた、真田家の次男坊はどこへ行ったのよ!!
私が胸を焦がして大坂までついていった、あの時の源次郎様は…」
ここで主人公も「うっとしいんだよ!!」と絶叫します(まあそうなる)が、男として,こう言われるとちょっとぐらっときますね(妄想)。
でも、本当に「自分」を殺して生きる企業戦士になってしまったらもったいないですよね。何が幸せか、何がその人のミッションか、というのはその人にしか分からないことですが、「有名大学→大企業=勝ち組=幸せ」という幻のしあわせ図式にはまっている人には、長澤まさみの言葉は痛烈に響くでしょう。
そして私が大好きなのが、上杉家当主のこの言葉。
上杉景勝「死にざまは、己の生き方を映す鏡。己に恥じぬよう、生きるのみじゃ。」
いいですよねえ。本当に,己に恥じぬよう生きねばと思います。もう一つだけ!
とり(源次郎の祖母)「人は誰しも宿命(さだめ)を持って生まれてくる。遅いも早いもない。おのが宿命に気づくか、気づかぬか。」
真田丸の名言と言えば、こちらもどうぞ。今でもかなりのアクセス数を頂いています。感謝!
歴史も教えている教員ですが、歴史物は実はそんなに得意ではありません。人が多すぎて覚えきれないし、小説なんかは地図とかすぐわかんなくなるし。けれど、やっぱり人の生き様って面白いなあと思う夜でした。自分は歴史に興味があるというより、人間そのものに興味があるんだと思わされます。