やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

日本シリーズ開幕!大谷で初戦を落とした日本ハムの敗因は?〜負けに不思議の負けなし〜

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今日から待ちに待った日本シリーズが開幕しましたね。

私は中日ファンなので、内紛だったり主力の流出危機だったりまあ散々なシーズンでしたが、

日本の頂点を決める日本シリーズは毎年楽しみにしています。

しかも今年は、広島vs日本ハムという日本シリーズ初顔合わせ!!

yacchaesensei.hatenablog.com

 

広島東洋カープ

黒田や新井というベテランに、野村・菊池・丸などの中堅、そして鈴木誠也など若い力ががっちりかみ合って圧倒的な強さでセリーグを制しました。

助っ人も効果的でしたね。15勝をあげたジョンソン、不動のセットアッパーのジャクソン、先発も中継ぎもこなすヘーゲンス、長距離砲のエルドレッド、アベレージヒッターのルナと、4人の外国人枠の使い方に悩まされるくらいの選手たちです。

絶対的エースの前田健太がメジャーに行って、下位予想していた解説者たちも多い中で圧倒的強さで見事優勝しました。(今年は中日はボコボコにされた記憶しかない)

 

北海道日本ハムファイターズ

最大11.5ゲーム差を跳ね返して、大逆転優勝を果たしました。前評判から言っても、ソフトバンクの独走だろう、と思っていたところをひっくり返したチーム力。

そのチームの中心は間違いなく、二刀流・大谷翔平でしょう。正直、もう別次元ですね。笑 それ以外も西川・中島の嫌らしい1・2番コンビに、走攻守揃った、4番の中田、HR王のレアード、ベテランの田中賢介など、バランスのよい打線だと思います。

投手陣も、先発・リリーフに穴がないですよね。特筆したいのは、救援失敗が目立った増井を先発に回したこと。大谷がふるわなかった時期にチームが強かったのは、増井が大車輪の活躍をしたからでしょう。

 

日本シリーズ第1戦! ○広島5−1日本ハム

ジョンソンー大谷 の先発、雨の広島で始まったゲームは広島が初戦を取りました。

日本ハムの大谷の調子がイマイチであり、打線もヒット数では広島を上回ったのに1点しか取れなかったことが大きかったですね。

とはいえ!(ここから本題 笑)

野球は失敗のスポーツです。調子の悪い時にいかにしのぐか、です。

その意味では、日本ハムには、自ら流れを手放した2つの敗因があったように思いました。短期決戦では、一つのプレーが大きく流れを作ります。

 

①2回裏1死1・3塁、打者石原を三振にとった後

打者石原が三振で2アウト。捕手大野が、1塁走者の盗塁をみて2塁に送球したシーンです。

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結果としては、3塁走者も本塁突入し、ホームスチールの形で広島が1点先制しました。

まず、1塁走者の安部はディレード(遅れ)気味にスタートしていたんでしょうか?わかりませんが、捕手大野は2塁に送球。

次の打者は投手のジョンソンです。まあ十中八九、打てないんです。だから、盗塁に対して送球しなくても、2死2・3塁、打者ジョンソン勝負で0点にしのげたはず。

この辺りが、大野らしくないというか、準備不足だったように映ってしまいますね。

「盗塁されてもいいや」と思っていないからこそ、こういうプレーをしてしまう。二遊間も大谷のピッチング・勝負に没入してしまったのか、そのことを織り込んで守っていないように映りました。(ショート中島は飛びついて大野の送球を捕球しました)

短期決戦では、命取りですね。何事も準備です。

 

②7回表無死1塁、代打矢野

レアードのHRで1点返して3−1。続く大谷も内野安打で出塁し、日本ハムの反撃ムードが高まる中で、栗山監督は代打にベテラン矢野を送ります。

しかし、ジョンソンの変化球をひっかけ、最悪の併殺打に終わります。

結果論ですが、その後の西川、中島が連打で出塁し、チャンスを作っていたので、ここで矢野がつないでいたら・・・と思うシーンでした。

何が敗因だと思うかと言うと、采配です。

日本シリーズ4つ勝てばいいんですが、逆に言うと3つ負けられるわけです。

もちろん勝つことが1番だけれど、勝てなくても「イヤらしい攻撃をするチームだなあ」と思わせることって大事だと思うんですね。

しかもジョンソンとの対戦はもう1度ある可能性があります。そのイメージを植え付けるには格好の場面。

となれば、あそこはやはり1点を取りにいく送りバントが最も相手にとってイヤな選択だった気がします。

野球は往々にして、どう攻めたいかよりも、どう攻められたら相手は嫌に思うか、ということを考えるスポーツです。

その点では、栗山監督の采配は強攻策だったことがもったいなかったように映りました。もちろん結果論なんですけどね。汗

 

CS通算勝率ランキング1位の中日ファン(笑)としては、短期決戦は結構目にしてきました。普段着の野球といいつつも、短期決戦の野球も考えてプレーすることって大事だなあと再確認しました。

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厳選!感動のプロ野球引退試合5選!

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プロ野球も優勝チームが決まり、ポストシーズンに向けて本格的に動き始めている今日この頃。同時に、引退の季節でもあります。

とは言え、実力最優先の厳しいプロ野球の世界で、引退試合を行って引退できる選手は本当に一握り。実力があっても、引退の仕方は選べない選手も多くいます。

だから!

引退試合を設けて引退できた選手は本当に幸せだと思いますし、印象に残る引退試合が多くなるのも必然です。

その中で、ずっと野球に携わってきた私が選ぶ、プロ野球の感動する引退試合を5つお伝えしたいと思います。(涙腺注意

〈2017.6〉リンク切れ等を見直し、リライトしました!

〈2017.9〉リンク切れ等を見直しました!

 1.横浜DeNA 小池正晃 引退試合で涙の2HR!!!


涙の花道!横浜DeNA 小池正晃引退試合2ホームラン含む全打席シーン 131008

もうこれが3年前ですか…中日ファンの私にとって、小池選手は2000年代の黄金期を支えてくれた選手。SB相手の日本シリーズで勝ち越しHRを打ったシーンは忘れられません。

その小池選手は、横浜高校OB。現役の最後に古巣横浜に戻り、引退するのですが、その試合がまあ泣ける。高校からチームメイトの後藤選手の涙もまた泣ける。

しかも、引退試合で泣いているのに、

2本もHRを打ってしまう!!

実況も、本当に語りすぎない名実況なんですね。

後藤の背番号に合わせるように通算HRを55本にのせました!のくだりは泣けますねえ。(くどい)

 2.ヤクルト 鈴木健 ファールフライの行方は...


07/10/04 鈴木健現役最終打席

 なかなか打球が前に飛ばず、「ごめん」なんて謝るようなシーンもある中で、15球目、ついに打球がセンター前に...なんですが、その前の粋な計らい。ぐっときますね。

もう言葉を紡ぐと陳腐になるので、黙ります。笑

 3.広島 緒方孝市 友が放つセンターフライ


09.10.10 緒方引退試合 キムタクのセンターフライを緒方がキャッチ

盟友・故木村拓也さんが、引退する緒方選手のいるセンターにフライを打つんですね。その打った直後の木村拓也さんのほほえみ、忘れられません。

 4. ロッテ サブロー 愛するチームのため…

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誰よりもロッテというチームを愛したかもしれない選手、サブロー。

3三振で迎えた最終打席の涙のツーベースは,サブロー選手らしい、右中間をライナーで破るツーベース。この後のセレモニーも感動しましたね。

【サブロー引退】ボビーに西岡にベニー・・・サブローへのメッセージ - YouTube

応援歌がまたたまんないんだなこれ。

サブロー さぁ立ち上がれ 今こそ愛するチームのため 

待っていたんだ その戦う姿を 輝けサブロー

5.横浜DeNA 三浦大輔 さらばハマの番長...!

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奈良出身の三浦選手。数年前、横浜がまだ最下位常連の頃、FA権を取得し、阪神から熱烈なラブコール。チーム状況から言っても、移籍は確実と思っていましたが、下した決断は、横浜残留。

ハマの番長でいたい」という言葉は忘れられませんね。

そして25年横浜一筋、先日の引退試合は泣けました…

最終試合、代打を送らないんですよね。これは粋でしたよ本当に。

最後のスピーチで、「三浦大輔はこれからも、ずっと横浜です!ヨロシク!ありがとうございました!」としめたのは、また感動しました!!

 

他にもたっくさんいたので、迷いましたが、

タイムリーなのもあってこの5人にしました。

最後にもう一人だけ、泣けます。

6.東北楽天 永井怜 涙の抱擁...!

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出会いあれば別れあり。高3とは残り半年弱。もう寂しいなあ・・。

〈2017.9〉本当はここで終わりの記事だったのですが、最後にあと一人だけ、中日ファンの自分にとってはだれの引退試合が思い出深いだろう、、、と思い立ち、鮮明に覚えていたのはこの選手!

7.中日 立浪和義 すごいぞ立浪!かっこいいぞ立浪!

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この実況もまた名実況。

二塁打の日本記録保持者らしく、最後も二塁打で終わる。黒い噂もあれど、私にとっては最高にかっこいい、ミスタードラゴンズです。

結局7人になってしまいました、お付き合いありがとうございました!2017年の井口さんもノミネートですかねきっと…

中日、今季初5連勝の裏にある3つの変化

ペナントレースも終盤、残り20試合を切り、久々の最下位が現実味を帯びてきた中日ドラゴンズでしたが、ここにきて今季初の5連勝。

 

ファンとしては勝つに越したことはないのですが、もう少し早かったら、と思ってしまいますね。

とはいえ、こういう結果が出ているには理由があるはず。

ということで、私が考える要因を3つピックアップしてみます。

 

①「パターン」から脱却した先手先手の継投策

谷繁監督解任から大きく変わったのが継投策だと思います。

以前は、「パターン」「方程式」にこだわりがあり、それを崩すことを是としなかった。しかもその方程式は、今年の成績よりも今までの監督の信頼があるかどうかベース。

 

したがって、今シーズン結果の出ていなかった山井、又吉、福谷をそれぞれ先発、セットアッパー、抑え、として起用し続けたわけです。

 

その結果が、

先発にこだわった山井が1勝8敗(この1勝は中継ぎのときのもの)。

セットアッパーにこだわった又吉が4勝6敗。(防御率3.46)

抑えだった福谷が1勝2敗(防御率4.05)。

3人合わせて16試合も負けがついている。

 

すでに70試合も負けがついている中日ドラゴンズですから、

4、5試合に1試合はこの3人で負けてきた計算です。

もちろん、負けがついていなくても、勝っていたのを追いつかれたり、逆転されても打線がひっくり返してくれたり、ということで負けがついていない試合もありますから、

 

実際の感覚では4試合に1試合くらいになるでしょうか。相当今年はこの3人で落っことした試合があった気がします。

ただ、チームとしてこの現状に気付くのがあまりにも遅すぎましたね。

 

谷繁監督は、投手継投は森コーチ(今の代行)に任せているような発言をしていましたが、現状の起用法をみると、やっぱり監督の裁量も大きかったんじゃないか、と思うくらい起用法が変わったように見受けます。

 

先発をギリギリまで引っ張り、パターンで中継ぎ投入し、後手後手にならなくなったはず。(最下位なのだから継投など守りでこそ攻めないとダメなはずです本来!)

 

この3人の起用法は夏以降からかなり見直されましたが、

象徴的だったのが昨日のvs巨人戦。

6回2/3までHRの1失点だった小熊。四球を出して代打堂上が登場したとき、100球いっていないのにスパッと岡田に替えました。

 

このあたりが、野手出身の監督だと、この回まで持ってくれ、とか、代打の都合でここまでは投げきれ、と願ってしまいがちですが、さくっと替えましたね。

結果、岡田がしっかり抑えました。

 

継投策は結果論ですが、やる前から「え!?そこでこの人だすの?」というのが減っただけ、ファンのストレスは減ったはずです。こうでなければいけない、に固執すると、やっぱりまずい。

あの広島だって勝利の方程式で7回を担っていたヘーゲンスが今や先発です。

守りでこそ、攻める姿勢が必要と思わされます。

 

 

ビシエド離脱で打線の組み方に変化

①に通ずるものがありますが、ビシエドを4番にこだわった谷繁監督と、ビシエドがいない中でやりくりしている森代行の打線の組み方。

 

どれだけ調子が悪くても、ビシエドを4番に据え続けた結果、完全に打線が冷凍されてしまいました。

かつて落合監督は、絶対的4番だったブランコに対しても、「あいつだってレギュラー保証はない」と言い切り、新外国人を呼んで競わせました。

 

今の巨人のギャレットも当初から4番。しかしスランプに陥ったことで、4番を外し、下位打線で今や復活しています。

首位広島のエルドレッドとルナに関しても同様。絶対に固定しないことで、競争心をあおることで、両者ともそれなりの結果を出しています。

 

この例から考えるに、投手に関しても打者に関しても、こうでなければいけない、は落とし穴につながりやすい。

ビシエドは不調にもかかわらず4番の重圧がのしかかり、真面目な外国人選手なだけに、余計にプレッシャーがかかっていたように思えます。

 

ビシエド、ナニータなしでの5連勝は、調子の良さ、相性で打線を組み替えている今だからできたのでは、と思ってしまいます。

 

 

③捕手・杉山を固定

先ほどの固定しない策とは逆のようですが、

谷繁監督が捕手に杉山と桂を併用し続けたのに対し、

森監督代行になってからは、杉山が15試合連続スタメンマスクをかぶっています。

これは、明らかにお前が正捕手をとれ!というメッセージ。

 

まあ打撃成績で8分ほどよい結果を出しているのだから、当然と言いたいところですが、この起用が今のところプラスに働いている気がします。

勝っても負けても、チーム成績を考えて1人に経験値を積ませる。その1人はだれかというと、守りもそこそこで、何より打撃のいい杉山。という考え方は至極当然のように感じます。

ポスト谷繁の座をこのまま射止めてくれればよいのですが・・・

 

 

ということで(たまたまかもしれませんが)3つの理由が今の5連勝につながったのではないかと思っています。

 

今日の先発はルーキーの小笠原!今日こそ初勝利をつかんでもらいましょう!

ではまた!

 

祖父江が大炎上しましたが、その前に。

こんにちは!やっちゃえ先生です!

今日は朝から部活動の引率でした。。。が、雨で予定よりも早く帰宅する事になり、よし、仕事片付けるぞ〜と意気込むも、だらだらとしてしまいました笑

で、そのだらだらの中で、広島vs中日を観ていましたが、2つだけ。

 

もう今年の中日は最下位がほぼ確定しているので気楽に観ていますが、野球の采配に関してはそれなりに経験を積んできた私の目線から今日の試合で思った事を言わせて下さい。(言わないと今年の中日ファンはやってられません笑)

 

①7回裏の攻撃でなぜ森野に代走を出さなかったのか

 

4−3で迎えた7回裏、先頭の堂上が二塁打

代打の谷が送りバントを試みるも送れず三振(これも問題)

で、続く代打の森野が四球で出塁し、一死 一、二塁のチャンス。

ここで9番に入っていた藤井がライトに二塁打を放ちます。

 

しかし、森野に代走が出されておらず、足の遅い森野は三塁でストップ。

これで同点、なおも一死、二・三塁で勝ち越しのチャンス。

バッターは1番大島。センターへ浅めのフライを打ち上げます。

案の定勝ち越しを狙う、しかも終盤ですので、三塁走者の森野はタッチアップ。

ところが!センター丸の好返球でアウトになり、一気にチェンジ。

 

という場面でした。強いチームは守備が堅い。さすが広島です。

 

しかし!!

繰り返しますが、なぜ森野に代走を出さなかったのでしょう?

次の回から守備にもつかせるのか?と思いましたが、結局森野はこれで交代。

ならなおさら、この終盤の1点をもぎ取りに代走を出しておくべきだった。

藤井の二塁打、あるいは大島のセンターフライ、どっちかで本塁に帰れたはずです。

 

(谷が送っていれば、というまた別の問題もありますが…)

 

最下位の中日が、首位の広島相手に勝つなら、戦力で劣っているのだから1点でも多く先に点をとること。リリーフの実績も劣るのだから、ましてや延長に持ち込む戦い方など今の中日には勝算は立てられません。

 

なぜここで1点にこだわらなかったんでしょうか。

野手出身の谷繁監督がいたら、代走、出してたんでしょうかね。。。??

ベンチの采配も、なんというか勝ちへの気持ちが伝わって来ません。

 

 

 

②10回表の守備でなぜ祖父江はスライダーを投げ続けたのか(なぜ木下はスライダーを要求し続けたのか)

 

①で1点勝ち越していれば,結果的にスコアだけみてみると、5−4(9回表)で勝てていた試合。これを延長に持ち込んでしまい、10回表にまさかの祖父江が二死から7失点。

 

この背景には、完全に配球の問題があると思います。

二死から石原に内野安打を許し、代打松山。勝負球はスライダーで四球

続く田中にしぶとく三遊間を破られ(これもスライダー?)、二死満塁。

打者は菊池。

勝負球はスライダー、結果センター前ヒットで勝ち越しタイムリー。

続く丸、勝負球スライダー、結果押し出し四球。

続く新井、初球スライダー、結果満塁ホームラン。

続く鈴木、勝負球スライダー、結果ホームラン。

 

とお分かり頂けるように、全部スライダーなんですよ。やられているのが。

今日最後マスクをかぶっていたのは、祖父江と大学時代にもバッテリーを組んでいたルーキーの木下でした。

 

祖父江のことはよくわかっていると思いますが、

よくわかっているからこそ、「投手の一番いいとき」のイメージを捕手は忘れられません。

つまり、ピンチになると、

「こいつの一番いい球はスライダーだ。あのスライダーでなんとかしのごう」

と思いがちなのです。捕手は。

私もよく配球を勉強しましたが、この思考は危ない。

 

確かに祖父江の一番いい球はあのスライダーかもしれません。

でも、あのスライダーを今日今ココで投げられるかどうかは別問題。

それを見極めるのが捕手の仕事です。根拠になるデータがあるなら別ですが、イメージでリードしてはいけない。

 

祖父江にはチェンジアップもキレのある速球もあります。

だからこそ、今日の炎上はリードが原因(もちろん祖父江も大問題)だと思わざるを得ませんでしたね。

最下位だからこそ、もう開き直って速球で勝負していいじゃないですか。

そうやって向かっていって真っすぐでいった結果、福谷はなんとか8、9回を0で抑えています。(真っすぐを生かすためのスライダーが今日の福谷はよかった)

 

 

中日ファンには、結果も中身も、苦しい今年の夏です...

仕事への気持ちがわきませんね!笑 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

9回の中日の攻防に物申す!vsDeNA

baseball

7月に入り、面談や期末試験についても一段落の学校さんが多いでしょうか。私の勤務校も少し落ち着いたかな、と思う間もなく、夏の様々な公務が目白押しなのですが、それはともかくとして!

今日は中日vsDeNA@横浜スタジアムだったのですが、9回の攻防があまりに拙く、物申したくなったので書きます笑 あくまで結果論ですが、あまりに見ていてもったいない采配だったと憤りがかくせません笑

 

同点に追いつかれた5-5の9回表です。相手投手はクローザー山崎康。

先頭のビシエドが甘い真っすぐを右に打ち2塁打(さすが)、ここからです。

 

①代打 野本

ケガのナニータの欠場により昨日から5番には森野が入っていました。

今日森野は2安打3打点の活躍でしたが、終盤に入り退いています。

(これも時期尚早な交代だと思いますが、とりあえず置いておきます)

で、相手は連打が期待しにくい山崎、かつ散々今日は送りバントをしてきた采配なのだから当然ここはバントだろうと思っていましたが、野本。

野本は初球の甘いツーシームを簡単に見逃し、ボールになる低めのツーシームに手を出して追い込まれ、結果的に甘い真ん中外よりのツーシームで空振り三振。

 

まったく謎ですね、序盤なら進塁打でいいから引っ張れ、ゴロをうて、はよくあります。

でも今日は序盤から送りバント多用でした。その証拠に2番直倫は今日3犠打。試合を優位に進めていた序盤でも、この采配です。

今日の中日はこういう戦い方をしますよ、と示すようなスタイルの徹底ぶりでした。

 

なのに!

7、8回と1点ずつとられ追いつかれていやーな空気が流れる9回に、

1点とって逃げ切れる9回に、野本に打たせる理由が正直分かりません。

野本の代打打率は今季.170くらいですよ。調子がいい時期も過ぎています。

外野は前進守備で1ヒットでの1点は厳しい状況でした。なのに強攻策。。

 

ベンチにはこういうときの荒木が残っているではないですか。

確かに荒木は送りバントの失敗もありますが、追い込まれて徹底した右打ちができる選手です。山崎のツーシーム連投にも荒木ならなんとか対応できたのではと思ってしまいますね。私がDeNA側なら、野本代打の強攻策は「ラッキー」と思います笑

 

ちなみにそのDeNAは8回裏の攻撃、先頭梶谷がヒットで出て、1点差を追いかける場面。打者倉本が送るのか・・・?と思った所でバスターエンドランをしかけ見事に高いバウンドで三遊間を割っていきました。この攻めの姿勢に触発されたのでしょうか、谷繁監督???まったく謎の采配です。

確率論、結果論ですが、納得できませんでしたね。

 

②野本・杉山のファーストストライク見送り

チャンスで消極的になるバッターの心理は何でしょうか、よくわかりません。

狙い球が外れたなら分かりますが、山崎相手に狙うとしたら、というか頭に入れるとしたらツーシームでしょう。そのツーシームが初球甘めにきても簡単に見送る。

プロのプレーですからアマチュアの私には理解できないのかもしれませんが、

その後の厳しいゾーンのツーシームに手を出し追い込まれる、というパターンも2人に共通しています。まったくもって、打てる気配なしでしたね。

福田は初球からツーシームに手を出し、結果はピッチャーゴロですが強いあたりを放ちました。チャンスでファーストストライクを積極的に打たない、謎です。手を出して結果的に打ち損じた方がまだいいですね。

 

 

③9回裏、山井

50歩ゆずって、1,2番を抑えているので継投成功だったでしょう。

でも、9回裏二死、打者ロペスの場面です。ロペスが甘い中間球(スライダー・フォークなど)を拾ってスタンドまで持っていくシーンをよく見ていた私は、

「一発狙いのロペスに、中間球が得意な山井・・・ハマスタ・・・」

と思っていたところでした、ほんとうに笑

3球目の真っすぐが外れ、カウントを2-1と悪くして、バッティングカウント。

もうボールでいいから厳しいコースに投げてくれ、と願っていましたが、

杉山のリードはフォークかスライダーだったはずです。甘く入りレフトスタンドへ打った瞬間それとわかる一発。サヨナラホームランでした。

杉山のリードもともかく、山井のコントロールもともかく、使ったベンチにやっぱり疑問符です。

谷繁監督、あれだけ又吉にこだわり続けるなら、ここで外国人に強い又吉だったんじゃないでしょうか、あるいはクローザー田島だったんじゃないでしょうか・・。

次が筒香だから、ワンポイントになる可能性が高いにしても、1発で終わりなのだから、そんなことを言っていて後手後手になってはいけません。特にサヨナラになるビジター側は、攻撃も守りも先手先手が必至です。

 

 

とにかく、見ていて悔いの残る9回の攻防でした。

3連勝する!と意気込んでいた監督でしたが、残念です。

これでまだ2・3位を狙えるのが今年のセリーグですから狙っていきたいですが、

オールスター明けの戦いに不安を残す今日の敗戦でした。。。

 

明日は勝ってハマスタ勝ち越しをきめましょう!

ではまた!

中日打線のテコ入れを考える

こんばんは!やっちゃえ先生です!

我が中日ドラゴンズ交流戦終盤に来て連敗しています。原因は、投手の四球、守備のエラーもあるのですが、基本的には「打線の不調」が最も深刻にみえます。

 

元々、5月までの戦いをみても、よくも悪くもビシエド頼りの打線だったのは間違いありません。ビシエドが打てば終盤でもビハインドでも「今年はいけるぞ!」となった試合が多かったはず。

また、今年開花しかけていて骨折してしまった周平の復帰もただただ待ち遠しい限りです。ビシエドと周平がいることで、打線の厚みは劇的に違います。

 

ただ、交流戦前に周平は離脱、ビシエド交流戦打率.170あたりをさまよっており、これではさすがに勝てないのもうなづけます。

一時首位打者争いを繰り広げていたナニータも調子が下降気味で、チームに3割打者が不在となってしまいました。

 

とにかく打線が低調で負けているのだから、思い切っててこ入れをしましょう。谷繁監督は大幅に打線を入れ替えると3日ほど前にコメントしたのに、結局スタメンはほとんど変わっていません。笑

例えばこんなのどうでしょう。

9平田 8大島 4遠藤 7ナニータ 3ビシエド 5森野(福田・エルナンデス)6直倫 2杉山 1投手 

という打線。

・意図としては出塁率長打率が高く、そこそこ走れる平田

出塁率が高く走れる大島

・思い切り良く長打も足もある遠藤

を並べてみました。平田が万全なのであれば、是非1度1番平田を試してみてほしいですね。元々大阪桐蔭の西谷監督も「平田は1番タイプ」と言っていますし、試していないので試してみてほしいです笑

 

去年もこういう貧打に喘いでたときに遠藤が1,3番に入って機能したし、何より遠藤は思い切りがよい。足も使えるし、長打もある。セカンドなら送球難もショートよりはマシなはず。打てなくて負けてんだから守備には目をつむって使うしかないでしょう。監督が一番思い切らないと。その点金本監督はすごいなあ、と思います笑

 

 

打てない時の鉄則(と自分で思っているのですが)は、

「塁に出られる1・2番、3・4番が返す」です。5番はおまけ。6〜9はもう正直期待しなくてもいいけどいるレベル、それくらい極端に打線を組み替えてみるのもどうせ負けるならありじゃないの、と思います。

 

ナニータとビシエドの打順を入れ替えたのはリフレッシュです笑

2人ともストライクは積極的にいく打者ですが、最近のビシエドの急速冷凍っぷりと、ボール球追いかける具合をみていると、ナニータを前にした方が相手としては嫌かなあ、と思ったくらいです。ビシエドも少し楽になるかなあと思ったのですが。。。

 

本当は6番サード周平、なのですが、いない人に期待しても仕方ないので、ベテラン森野をもう一度見たいと思います。今年は周平離脱後の広島戦でサードでまずい守備を連発し、その後もふるわず2軍落ちでしたが、こういう時こそあなたの出番ですよ!一昨年もチーム打点王、勝負強さを見せて下さい。

 

2軍で無双している福田や、今日から3番のエルナンデス、もいますが、森野がナニータ、ビシエドの後にいると相手バッテリーもやはりやりにくさがあるのかなと思います。福田やエルでは少し見劣りするかなと思ってしまいます。福田を使い続けてほしい気持ちはありますが。

 

ただ、チームとしては明るい材料もあって、投手陣が相当揃ってきました。

先発:大野若松吉見バルデスジョーダン小笠原(小熊ネイラー)

中継ぎ:福岡田小川祖父江山井又吉(福谷岩瀬阿知羅など)

抑え:田島

と計算できるようになってきたのは大きいですね。

小笠原は今日も先発、5回3失点で負け投手ですが、三振率の高さを見ればものすごい力があるのは確かなので、もう全然オッケーです。

山井も中継ぎでは目処が立ちそうですし、

何より今日は負けましたが、又吉の起用法(7回表2点ビハインドで相手中軸外国人)は完璧でした笑 今日一番の収穫です笑

 

 

ということで、どのチームも調子が悪い時はあるはず!

なんでもそうですが、悪い時にいかに踏ん張るか、最小限に食い止めるかです。

日曜日は日本ハム大谷が先発だと思うので、

明日か明後日1つとりましょう!交流戦後に備えて是非打線のてこ入れを!

 

ではまた!