やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

祖父江が大炎上しましたが、その前に。

こんにちは!やっちゃえ先生です!

今日は朝から部活動の引率でした。。。が、雨で予定よりも早く帰宅する事になり、よし、仕事片付けるぞ〜と意気込むも、だらだらとしてしまいました笑

で、そのだらだらの中で、広島vs中日を観ていましたが、2つだけ。

 

もう今年の中日は最下位がほぼ確定しているので気楽に観ていますが、野球の采配に関してはそれなりに経験を積んできた私の目線から今日の試合で思った事を言わせて下さい。(言わないと今年の中日ファンはやってられません笑)

 

①7回裏の攻撃でなぜ森野に代走を出さなかったのか

 

4−3で迎えた7回裏、先頭の堂上が二塁打

代打の谷が送りバントを試みるも送れず三振(これも問題)

で、続く代打の森野が四球で出塁し、一死 一、二塁のチャンス。

ここで9番に入っていた藤井がライトに二塁打を放ちます。

 

しかし、森野に代走が出されておらず、足の遅い森野は三塁でストップ。

これで同点、なおも一死、二・三塁で勝ち越しのチャンス。

バッターは1番大島。センターへ浅めのフライを打ち上げます。

案の定勝ち越しを狙う、しかも終盤ですので、三塁走者の森野はタッチアップ。

ところが!センター丸の好返球でアウトになり、一気にチェンジ。

 

という場面でした。強いチームは守備が堅い。さすが広島です。

 

しかし!!

繰り返しますが、なぜ森野に代走を出さなかったのでしょう?

次の回から守備にもつかせるのか?と思いましたが、結局森野はこれで交代。

ならなおさら、この終盤の1点をもぎ取りに代走を出しておくべきだった。

藤井の二塁打、あるいは大島のセンターフライ、どっちかで本塁に帰れたはずです。

 

(谷が送っていれば、というまた別の問題もありますが…)

 

最下位の中日が、首位の広島相手に勝つなら、戦力で劣っているのだから1点でも多く先に点をとること。リリーフの実績も劣るのだから、ましてや延長に持ち込む戦い方など今の中日には勝算は立てられません。

 

なぜここで1点にこだわらなかったんでしょうか。

野手出身の谷繁監督がいたら、代走、出してたんでしょうかね。。。??

ベンチの采配も、なんというか勝ちへの気持ちが伝わって来ません。

 

 

 

②10回表の守備でなぜ祖父江はスライダーを投げ続けたのか(なぜ木下はスライダーを要求し続けたのか)

 

①で1点勝ち越していれば,結果的にスコアだけみてみると、5−4(9回表)で勝てていた試合。これを延長に持ち込んでしまい、10回表にまさかの祖父江が二死から7失点。

 

この背景には、完全に配球の問題があると思います。

二死から石原に内野安打を許し、代打松山。勝負球はスライダーで四球

続く田中にしぶとく三遊間を破られ(これもスライダー?)、二死満塁。

打者は菊池。

勝負球はスライダー、結果センター前ヒットで勝ち越しタイムリー。

続く丸、勝負球スライダー、結果押し出し四球。

続く新井、初球スライダー、結果満塁ホームラン。

続く鈴木、勝負球スライダー、結果ホームラン。

 

とお分かり頂けるように、全部スライダーなんですよ。やられているのが。

今日最後マスクをかぶっていたのは、祖父江と大学時代にもバッテリーを組んでいたルーキーの木下でした。

 

祖父江のことはよくわかっていると思いますが、

よくわかっているからこそ、「投手の一番いいとき」のイメージを捕手は忘れられません。

つまり、ピンチになると、

「こいつの一番いい球はスライダーだ。あのスライダーでなんとかしのごう」

と思いがちなのです。捕手は。

私もよく配球を勉強しましたが、この思考は危ない。

 

確かに祖父江の一番いい球はあのスライダーかもしれません。

でも、あのスライダーを今日今ココで投げられるかどうかは別問題。

それを見極めるのが捕手の仕事です。根拠になるデータがあるなら別ですが、イメージでリードしてはいけない。

 

祖父江にはチェンジアップもキレのある速球もあります。

だからこそ、今日の炎上はリードが原因(もちろん祖父江も大問題)だと思わざるを得ませんでしたね。

最下位だからこそ、もう開き直って速球で勝負していいじゃないですか。

そうやって向かっていって真っすぐでいった結果、福谷はなんとか8、9回を0で抑えています。(真っすぐを生かすためのスライダーが今日の福谷はよかった)

 

 

中日ファンには、結果も中身も、苦しい今年の夏です...

仕事への気持ちがわきませんね!笑 

ではまた!