やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

共通テスト2024倫理を解説・分析する ー結局、哲学ってなんなの?やる意味あるの?ー

政経につづき、今回は倫理です。この2科目は共通テストで傾向の差がはっきり出ています。最初にそのことを確認しましょう。

18歳成人・公共の影響

22年4月から18歳成人となりましたが、これと合わせる形で導入された「公共」の影響は無視できません。

つまり、

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共通テスト2024政治経済を解説・分析する ー政経を通して見える5つの傾向ー

今年も共通テストの時期になりました。プレテスト+過去の共通テストからいえる政経の5つの傾向は、

  • 読解力ベースで文章量が多い 
  • 初見の図表も慌てず丁寧に読み解くこと(ただし時間配分)
  • 思考力よりも揺るぎない基礎知識が重要(=差が付くのは知識問題)
  • 「コアとなる概念知識」の確実な習得で守備範囲が広がる
  • 「具体的なシチュエーション」、時事的要素ふまえたインプットを

というものです。

そして、結論から言うと、今回もこの5傾向に従った出題といってよいでしょう。

共通テストになってからは、科目を問わず読解量が多い、です。初日の1科目目という緊張がピークの状況もあり、気づけば時間いっぱいだったという受験生もいるように思います。

公民科目の中でも、特に政経は2023でセンター試験からの決別を果たしたと特に感じさせる内容、出題形式でした。さて、今回はどうだったでしょうか。 

受験生目線+教員目線でみていきます。問題は 河合塾から。

  • 注目の「設問1」のテーマ:18歳成人
  • 問2 決め方で結果は変わる
  • 10年経った制度は出る!
  • 共通テストの特徴が顕著な問5
  • 大問1その他問題のプチ解説
  • 国家=暴力の独占
  • 自分ごとを求める出題
  • プチ司法試験?主張反論型
  • 宗教2世の問題の影響か
  • またもや私法領域から!
  • 資料集の解説記事が役立つ
  • またもやGDP関連!?
  • やっぱり環境問題
  • これは難しい!
  • 比較生産費説と機会費用
  • 定番「需要供給曲線」も深い理解が問われる
  • 一帯一路もついに出題
  • ○○教育の総本山
  • 宇宙条約と具体的事案
  • おわりに
  • まとめ

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共通テスト2023倫理を解説・分析する ー親ガチャを問う?時事的な出題も!ー

政経につづき、今回は倫理です。この2科目は共通テストで傾向の差がはっきり出ている科目です。最初にそのことを確認しましょう。

2023 政経現社 記事はこちら!

www.yacchaesensei.com

「倫政」は独自問題なし=倫理と政経の記事にその内容を吸収します。

※現社も数日中に掲載予定!

政経と倫理の大きな違いは?

共通テスト2023「政経」の分析を踏まえ、教員としては、

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共通テスト2023政治経済を解説・分析する ーなぜ今この知識が問われるのか?ー

今年も共通テストの時期になりました。プレテスト+過去2回の共通テストからいえる政経の特徴は、

プレテスト

  • 高校生の学習活動など身近な状況を題材にする形式 
  • とはいえ差がつくのは知識問題 

2021

  • 読解力ベースで文章量が多い 
  • 初見の図表も慌てず丁寧に読み解く
  • 思考力よりも揺るぎない基礎知識が重要 
  • 時事的要素ふまえたインプットを

2022

  • 「具体的なシチュエーション」が重要
  • 「コアとなる概念知識」の確実な習得が必要

とある程度形が固まってきました。

共通テストになってからは、科目を問わず読解量が多い、です。初日の1科目目という緊張がピークの状況もあり、気づけば時間いっぱいだったという受験生もいるように思います。

総じていえば、政経センター試験からの決別を果たしたのが2022の共通テスト。さて、今回はどうだったでしょうか。

www.yacchaesensei.com

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受験生目線+教員目線でみていきます。倫政受験の方は、お手数ですが倫理と政経それぞれの記事をご参照ください。毎年倫政オリジナル問題は出題されず、倫理と政経の問題の転用です。問題等は河合塾から。

  • 毎年「設問1」は一筋縄ではいかない
  • ロシアをこう聞いてくる
  • 環境問題はもはやA+の出題頻度!
  • 憲法尊重擁護義務と自民党改憲草案
  • 行政国家現象を前提にした出題か
  • 一目でわかる新自由主義
  • 10年経った制度は出題される!
  • 日銀の為替介入!時事的なテーマど真ん中
  • あれ?なんでこうなるの?
  • 国債を買う人目線で
  • 戦争違法化の潮流、軍縮、防衛政策
  • 委任の連鎖 責任の連鎖
  • 改正少年法、これも待ってました
  • 判決文を読ませる出題も継続
  • SDGsの経緯!
  • 共通だが差異ある責任
  • 機能不全に陥る国際機関
  • ★沖縄返還50周年の問題は…
  • おわりに
  • まとめ
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予定調和の「やらされ探究」になっていませんか?ー探究学習に投げかけたい3つの問いー

久々の更新。探究に対するモヤモヤを形にしておきます。

まず、私はここ数年勤務校で探究学習を担当しています。

様々な機会を頂戴し、学校における探究学習の事例も、外部協力者を交えた探究も、相当数を見てきたと思います。素晴らしい事例から多くを学びました。

そして、コロナ禍で変化を迫られながらも、今も継続的に探究に関われています。タフですが大きな経験をさせてもらっています。

また、大学院でも理論的・実践的に(学校種を問わず)探究学習を見つめなおす機会を得たことで、「良い探究」を成立させるための視点が確立してきたように感じています。

もちろん、以下に記す視点は、今後も変化する部分が多々あるかと想像しています。自分なりの探究「観」も更新されるものだと思っています。

が、自分なりに一旦言語化しておこう、という記事です。

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情報共有が叫ばれるこの時代に「あえて知らない」こと 〜手のかかる生徒・保護者にどう向き合うか〜

ちょっと思うことがあったので記しておこう。タイトルは単純化しているのでご容赦を。

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気になる生徒の情報

このご時世だから、紙だろうとデータだろうと、基本的に学校でもあらゆる情報を共有している。

そして、リアルな話ではあるが、多少なりとも「気になる生徒」や「気になる保護者」の情報は教員間で共有する必要はある。

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