やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

W杯日本vsポーランド戦のラストに起こったことをゲーム理論風に解説してみた

W杯グループリーグ最終戦、結果は0-1で日本が敗れましたが、セネガルvsコロンビアが0-1で終わったことで、日本はグループ2位決勝トーナメント進出を決めました。 試合終了後、twitterにゲーム理論じゃね?というコメントがあったのを見て、確かにそうかもし…

教員の働き方を考える〜中学と高校の違いは?専門性・生活指導・給与〜

教育実習生と話していて、中学と高校の免許を取ったけれど違いをどう考えればいいか、という疑問があったので、中高一貫校と高校で働いたことのある身として思うことをまとめておきます。 ※特に今日の記事は批判的にご覧ください。あくまで主観です。 ①教科…

【実践報告】スパイダー討論の意義と振り返り②〜真のアクティブラーニングを実現したい〜

前回の反省も踏まえて、2回目のスパイダー討論を行いました。 なぜスパイダー討論か? 2回目の討論を実施した振り返り! ①「なぜ均等に発言することが重要なのか?」に答えを! ②「どのような問いが議論に値する問いか」の共通了解を! ③「グループでの評価…

評価に占める定期試験の割合を50%以下にしてみようと思う。〜評価したいのはどんな生徒か?〜

休みのない6月。目先のことで生徒も私も手一杯なのですが、某先生を見習って一日の考えたことも含めなるべく更新しておきます(三日坊主)。 期末試験をぼんやりと考えていて 定期試験はどうしても、いわゆる「知識・理解を問うような記号で答えられる問題」…

袴田事件・高裁の再審取り消し判断と私たちの感覚がズレる理由!〜裁判所の考える「再審決定」の条件とは?〜

あまりの驚きに仕事の手が止まってしまった午後でした。 死刑囚として世界一長い拘禁期間(ギネス記録)を経て、再審決定判決を勝ち取った袴田さんの再審への扉がまた閉ざされることになってしまいました。 もくじ 袴田事件とは 2014年・再審開始決定のカギは …

【実践報告】スパイダー討論の授業!課題と可能性〜ルーブリックの作り方と探究への誘い〜

スパイダー討論の授業実践を振り返って感じた課題を中心にまとめます。 話の前提となっているのはこちらの記事です。 www.yacchaesensei.com

【書評】『最高の授業 スパイダー討論が教室を変える』がスゴイ。安定の吉田新一郎訳本!

教育者必読の1冊がまた誕生しましたね… 吉田先生の訳本は理論に裏打ちされた優れた実践を日本の現場につないでくれます。 実際にこの本を読んで授業に取り入れてみたところ、圧倒的な可能性を感じてしまったので、実践報告記事も書きたいと思います。 間違…