やっちゃえ先生探究記

よりよい教育のために。民間企業→私立中高一貫校→私立高校。社会科・地歴公民科。

ブレンディッド・ラーニングを実現するためのコツ・考え方をまとめてみた ー教員の思考を促す問いと合わせてー

構想→実装→運用まできたブレンディッド・ラーニング(BL)に基づく授業。実際に運用して気づいたこと、作る側のコツをまとめておきます。 www.yacchaesensei.com www.yacchaesensei.com

教科を問わず!学校でブレンディッド・ラーニングを実装する ー反転授業とステーション・ローテーションを使い分けるー

はじめに いずれは全学登校を視野に準備せねばなりません。(中長期で学校をオンライン併用にする議論もあるだろうけど一旦置いておく) ここまで様々な試行錯誤をして来て、場に戻るわけですが、オンライン期間の投資をコロナを「しのぐ」ためのものとして…

学校再開後のブレンディッド・ラーニングを構想する ー多人数の授業をいかに運営するか?ー

6月の段階的な学校再開に向けて動き出しています。 クラス単位の比較的人数の多い授業をいかに安全に、かつ学びの質を高めて展開するか、という問いを突きつけられているわけですが、そのヒントが満載の1冊がこれ。

Google Jamboardを使ってオンラインでの協働を促そう! 〜Classroomとも相性◎の便利ツール〜

オンライン授業を初めておよそ1.5ヶ月。ある程度経験値もたまり、なんとか軌道に乗ってきたものの、今度は学校再開を見据えて動き出しています。 色々と書きたいことはありますが、学校再開後は多くの活動が「オンラインで行うか?」という検討の俎上にさら…

Spatial Chatでオンライン職員室のススメ② 〜ZoomやRemoに足りない、偶発的な「わちゃわちゃ」の場づくりを試してみた〜

オンライン職員室の必要性を感じて試行錯誤を続けています。 なぜオンライン職員室をひらくのか? 生徒たちの現状 学校のゆるやかな関係性 救世主になるか?Spatial Chat 細かいけれど大切? よかった点 きになる点 教員目線で感じたこと おまけ なぜオンラ…

オンライン職員室のススメ〜授業以外での生徒とのコミュニケーションの場に困っていませんか?〜

オンラインでの学校再開から約2週間。 遡って、突然の休校要請があった2月下旬からここまで2ヶ月。 色々ありましたが、Zoom・Google Classroom等を使い、なんとか教育活動を継続できるように組織として、個人として動いてきました。 この記事は、授業にとど…

【保存版】Google Classroomの使い方を教員目線でわかりやすく解説!〜授業の効果を高める実践紹介〜

Google Classroomの具体的な機能についてまとめます。この記事を読めば、生徒のオンライン授業と学習をデザインしやすくなると思います。 4つのタブと3つの機能! タブ1:「ストリーム」 タブ2:「授業」 使いこなしたい4機能! 機能⑴:「課題」☆重要☆ 機能⑴…

オンライン授業で失われるものに光を当てていますか?〜なくなる「余白」をどう生み出すか〜

今週のお題「オンライン」 ということで本校のオンライン対応、Zoom対応は色々こちらに書き連ねています。 www.yacchaesensei.com その中でも、今考えていることをざっとまとめておきます。

【書評】本田由紀『教育は何を評価してきたのか』ー言葉に無自覚な教育改革が新たな問題を生み出している!?ー

流行のさらっと読める新書、とは行かないかもしれない。 でも、日本の教育で語られる言葉に、特有の「内実」があること。データと引用を豊富に用いてその「内実」を示し、今の"教育改革"がむしろ多くの問題を生み出している可能性を示唆する1冊でした。 教育…

高校生とZoom授業/座談会!手順や感想まとめ ~教員:生徒の割合がカギ!~

コロナによる休校が決まってまもなく1ヶ月。生徒たちの様子も気になっているのと、Zoomによる学びを試してみたかったので、同僚とZoom授業(座談会)を2度実施しました。 同じく試行錯誤されている先生方のお力になれれば幸いです(3月末〜4月上旬にかけて断…

【まとめ】中高生向けおすすめオンラインコンテンツ18選! ー2020コロナ休校を乗り越えようー

Twitterでもまとめた内容ですが、一言コメントを添え、アップデート情報をまとめておきたいと思います。 ご利用にあたってですが、Webなどのサービスは個人情報取得など、利用規約やプライバシーポリシーを熟読し、保護者と相談の上でご利用ください。 特に…

授業とはどのようなものであるべきか?ー学校の役割についての覚書ー

よい授業ってどんな授業でしょうか? こういう記事が一番素が出る気がしますが、かつては(下のTwitterのヘッダにあるように)授業=「場の価値の最大化」と言っていました。 授業とは? 今もその考えは根底からは変わっていませんが、「場」って何だろう?…

子どものスマホ依存に悩む保護者・教員がすべきことは?ー熱心な親ほど陥りやすいジレンマー

スマホ依存について。 結論を先に言っておくと、 「スマホ依存の子供のいる家庭に本当に必要なのは、スマホ断捨離術ではなく家庭での会話だ(orスマホよりはPCを!)」 ということになるでしょうか。 動画は1.〇〇倍速? 学校に助けを求める 指導と管理の会…

学校で大切にしたいことを見つけたー授業「デザイン」の落とし穴から見えた景色ー

1月から3月の学校はちょっと好きかもしれない。 生徒に少しの余裕がある ちょっと余裕があるのです(まだこの時期は)。 試験前やプロジェクトの大詰めになってくると疲弊して本当に自転車操業の生徒も増える中で、新しい年は一旦リセットされることも多いで…

政経担当教員がセンター政治経済2020をゆるく解説するー今年の政経は世相を反映する思いが強め?ー

センター2020公民科目のゆる解説第2弾*1です。第1弾は倫理でした。 www.yacchaesensei.com さて早速大問1から解きながら解説していきます。 大問1「平等」リード文が良い! テストの誤答の作り方 消費者問題・労働問題 問題8は基礎的な良問 日本の難民受け入…

倫理担当教員がセンター倫理2020をゆるく解説する

センター2020倫理の問題を解説します。 問題公開が一番早かったのは東進さんですかね?各予備校も問題だけは先に公開してくれたらいいのにと思いつつ…解いていきます。 センター試験2020|解答速報2020|予備校の東進 まず総論としてリード文がとっても良い…

「イモニイ」井本先生と教員のあり方を考えるープロフェッショナル仕事の流儀ー

日々の記録をTwitterだけではなく記事に残しておくことって大事だよなと思い(3日ぶり452回目)短めの記事を残しておきます。 ちょうど1週間前。プロフェッショナルで観た「いもにい」こと井本先生。 全国から視察が殺到する注目のカリスマ教師・井本陽久(5…

2020年のご挨拶と年始の取り組みーお金・情報整理・ブログ目標の話ー

ごあいさつ 2020年の初記事かつ雑記です。 2019年も当ブログをご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします! 結構同じことをしていた 年末年始は腰を据えて論文とか溜まりに溜まった積読を消化するぞ!と思いつつ…

2019年出版の「教育」関連本ベスト5を選んでみた!ー学びをデザインするためにー

今年は業務量がさらに増えたこともあり、ブログのエントリ数も減ってしまいました… が、読書量は90冊程度となんとか最低ラインに乗ったかと。 ※これはいわせんこと岩瀬直樹先生の現職時代(週3冊)にははるか及ばず、もどかしさも残る結果です。 とはいえ、…

読解力低下・デジタルPISAショック!?ーPISA2018の気になる所をまとめてみたー

師走のはじめに、出ましたね。 教育政策に絶大なインパクトを与えると言っても過言ではないPISA。 結果概要がこちら。とりあえず要点はここかと。

研究授業を見学するときに、外してはいけない1つのポイント

久々の更新。11月は圧倒的に残業せざるを得なくなっています。汗 不覚ッ…!!圧倒的多幸感ッ…!!! そんな日々の間隙を縫って出席したとある研究授業。目玉となる授業は40人くらいの見学者が入る盛況っぷりでした。 最近の研究授業といえば

これからの修学旅行・校外学習のカタチを考える ー「恒例の行事」から「選択するツアー」へー

英語外部検定利用入試の延期が決定した11/1以降、教育をめぐるニュースや議論が活発になされている印象を受けます。(教育は誰もが経験した分、語り合い共通了解を紡げる可能性を感じやすい一方、各人の教育経験にかなり依存するので難しさもあります) そん…

【書評】苅谷剛彦/石澤麻子『教え学ぶ技術ー問いをいかに編集するのか』 ー探究学習に誘う効果的なチュートリアルとはー

読み、書き、考える。 このプロセスを通して人は学ぶ。そのコツをいかに教員は教え、生徒は学ぶのか。その技術を「追体験」することで学ぶ1冊。 教員側の視点と、学生側の視点が両方メタレベルで語られることで、how toにとどまらない広がりを持っており、探…

トロッコ問題を教えることの何が問題か?ー扱い方の3つの問題点と、MITのチェックテストを紹介しますー

カウンセラーの授業でトロッコ問題を扱ったことで、不安を覚えた小5,6の生徒のご家庭が学校に申し出た結果、学校が謝罪した、というあのニュース。 ニュースを見た時の感想をまず貼っておきます。 「問題ない」って言い切ると嫌な感じしますね笑 多感な時期…

【書評】『愛』苫野一徳  読み継がれる「愛の書」ここに爆誕。ー哲学の奥義、愛の理念性を抉り出すー

哲学に対する「愛」が伝わる、読み継がれる「愛」の書。 愛の本質をがっちり掴むだけでなく、哲学って答えのない問いをぐるぐる考えるだけの学問ではない、ということを示す良質な1冊です。 著者20年の思索の結論、と帯にもありますが、構想を数年前に伺い、…

授業の計画を立てるときに考えていることー教師のライフヒストリーの影響の自覚ー

もう生徒とは顔を合わせているけれど、今学期の授業計画の最終案を固めています。 2単位の呪縛 「単位数が多い=やりたいことができる」というわけではないですが、生徒にあれこれもがいてもらうためには、時間が必要です。 が、2単位だとどうしても限界があ…

あいちトリエンナーレに行ってきた話。ー現代アートの魅力と「作られた生命」ー

「表現の自由」で何かと話題の、あいちトリエンナーレ2019に行って来ました。 あの展示を見ていない はじめに断っておきますが、私が行ったのは例の展示が中止になった後なので、その展示等を見ておらず、その話には立ちいりません。愛知県が検証委員会を設…

【書評】荻上チキ『いじめを生む教室』ー何問正解できますか?鬼門の秋を迎える前にー

これまでいじめ関連本で新書と言えば、森田先生の中公新書だった。 いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書) 作者: 森田洋司 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2010/07/01 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 81回 この商品を含むブログ (1…

「新聞の読者投稿を書く」社会科版の授業実践を振り返る②

「読者投稿を書く」授業実践まとめ記事②です! 前回記事をふりかえる 大まかに言及したのは以下の内容でした。 授業の流れ 社会科としてのテーマ設定の工夫 ピアレビューを図書館で行う意味 生徒にとってのインセンティブ www.yacchaesensei.com この記事②で…

【書評】松岡亮二『教育格差ー階層・地域・学歴』は、すべての教育関係者に読まれてほしい。

決してエモーショナルな筆致ではない。 感情移入をいたずらに誘う極端な事例もない。 淡々と、ただ淡々と「すでにある」格差を示し続ける。 高尚な理念も、熱い想いも大事だけれど、その前に必要不可欠な「複雑な現実をありのままに見つめるよ」という言外の…