中田・筒香のHRで、3点リード、このまま行けば逃げ切れそうなので今日もこのタイミングで書きます。笑
小久保監督の采配は概ね納得感の高いものですし(私如きが何も言えるわけではないですが)、試合も実際に勝っています。
ただ、1つ不安点を挙げるとするならば、昨日のキューバ戦の継投でした。
7-1になった段階でキューバが少し雑な野球をしてくれたから、最後まで3点差以上を保つことができましたが、もしキューバがもう少しだけ緻密な野球をしていたら、危なかったと思っています。
例えば、昨日の筒香の2ランなんかは、完全に「なんとなく」投げた高めの真っすぐだったように思います。要は、配球の意図がみえない真っすぐだったのです。(それをミスショットせず仕留めた筒香はやっぱりすごい)
特に国際試合では、この1球のミスが命取りになります。
意図が見えない行動は、ミスにつながりかねません。
勝ち上がるにつれ、ミスをした方が負ける、という戦いになってくるでしょう。その意味で、日本の不安は、「継投ミス」です。
◯中継ぎ陣をどのように使うか?
小久保監督に対する継投への不安については、すでに様々な記事が指摘しています。
昨日は解説の原辰徳元監督も、納得していないような発言をされていました。
継投は言ってしまえば、結果論ですが、最善の選択をなす監督の手腕が大きいです。
実際にどんな選手がいるか確認しましょう。
これが、現在の第一ラウンドで登録されている投手13人です。
投手 | 10 | 松井 裕樹 | 楽天 | 1995/10/30 | 174/74 |
投手 | 11 | 菅野 智之 | 巨人 | 1989/10/11 | 186/92 |
投手 | 12 | 秋吉 亮 | ヤクルト | 1989/03/21 | 182/73 |
投手 | 14 | 則本 昂大 | 楽天 | 1990/12/17 | 178/82 |
投手 | 15 | 宮西 尚生 | 日本ハム | 1985/06/02 | 180/75 |
投手 | 17 | 藤浪 晋太郎 | 阪神 | 1994/04/12 | 197/89 |
投手 | 19 | 増井 浩俊 | 日本ハム | 1984/06/26 | 181/70 |
投手 | 20 | 石川 歩 | ロッテ | 1988/04/11 | 186/80 |
投手 | 30 | 武田 翔太 | ソフトバンク | 1993/04/03 | 186/85 |
投手 | 34 | 岡田 俊哉 | 中日 | 1991/12/05 | 189/65 |
投手 | 35 | 牧田 和久 | 西武 | 1984/11/10 | 177/83 |
投手 | 41 | 千賀 滉大 | ソフトバンク | 1993/01/30 | 186/86 |
投手 | 66 | 平野 佳寿※ | オリックス | 1984/03/08 | 186/84 |
◯私の勝ちパターンはこれだ!
もちろん異論はたくさんあるでしょうが…
先発の後、第二先発はなしで考えると、「勝ちパターン」は
秋吉・増井・牧田・岡田・松井裕 でつなぎ
最後に打者の並びに応じて宮西・千賀ではないでしょうか。
今日も小久保監督は牧田を抑えで使っていますが,どうなんでしょうね。
コントロールを乱すピッチャーではないので、安心はできるかもしれませんが、牧田の長所は、長いイニングもいける、ということです。
私は、今日圧倒的なピッチングをした千賀投手を抑えにしたくなってしまいました。
調整不足が叫ばれていましたが、みじんも感じさせませんでしたね。
ただ、彼も先発で調整してきた人なので、不安といえば不安ですよね。
◯でも「パターン」にこだわ「れ」ないのが長所?
絶対的な守護神がいないのが今回の日本代表です。
となれば、状況に応じて、いい投手をつぎ込んでいくしかありません。
ある意味、これが長所なのかもしれません。韓国代表は、「実績」で選んだイム・チャンヨンが打たれて負けてしまっています。
国際試合は、そのときの「ベスト」である選手を送り出す。
であれば、独特のテンポ・球筋のアンダースロー牧田投手が抑えなのは面白いかもしれません。淡々としていて、ああいうピッチャーが私は大好きです(笑)
◯ちなみに
最後の平野選手の所に※がついています。
これは何を指すかと言うと、平野選手が元々予備登録選手だったからです。
今大会から追加されたルールで、簡単に言うと、ラウンド進出ごとに、平野選手だけは他の8名の予備登録選手の誰かと入れ替えが可能というものです。
予備登録投手(指名投手枠)
- ただし、出場登録メンバー28名の中に予備登録投手を1~2名登録し、予備登録投手同士での入れ替えに限る。
- 予備登録投手は、一度、他の投手と入れ替わった場合、再登録することはできない。
- 選手がケガ、病気などでプレーが困難な場合は予備登録投手以外からのメンバー登録も認められる。
予備登録投手(指名投手枠)
位置 | 背番号 | 選手名 | 所属 | 生年月日 | 身長(cm)/体重(kg) |
---|---|---|---|---|---|
投手 | 山﨑 康晃 | DeNA | 1992/10/02 | 178/85 | |
投手 | 石田 健大 | DeNA | 1993/03/01 | 180/85 | |
投手 | 野村 祐輔 | 広島 | 1989/06/24 | 177/82 | |
投手 | 大瀬良 大地 | 広島 | 1991/06/17 | 187/93 | |
投手 | 岩貞 祐太 | 阪神 | 1991/09/05 | 183/84 | |
投手 | 澤村 拓一 | 巨人 | 1988/04/03 | 184/102 | |
投手 | 森福 允彦 | 巨人 | 1986/07/29 | 172/66 | |
投手 | 増田 達至 | 西武 | 1988/04/23 | 180/85 |
ほぼ可能性はないに等しいですが、あるとすれば、左のワンポイントで森福選手でしょうか。
ただ、左のサイドスローで1イニングいける日本ハムの宮西選手もいて、役割がかぶりそうなので、ないかもしれませんね。
個人的にはDeNAの山崎選手が面白いと思いますが、「真っすぐと落ちる球で三振の取れる右投げの抑え」ということでこれも平野選手と特徴が似通ってきますので、入れ替える必要がないような気がします。