今更ながら?と言っては何ですが、相変わらずトランプ氏やアメリカ大統領選に関する本を読みあさっています。その中で初めて知ったのが、
大統領選にキャンペーンソングがある!ということです。
◯キャンペーンソングの歴史は古い!
選挙演出のために歌を使うとか最近の傾向なんだろうなあと思っていたら、
何とそのルーツは第7代大統領のアンドリュー・ジャクソン(1829~1837)にまでさかのぼるとのことでした!
細かいことはさておき、19世紀前半にそのルーツがあるのが驚きです。
まだ米英戦争とかやってるときですからね…あ、でも日本でいうと「軍歌」的な感覚で使われている歌です。確かにその時代に国民が共有している歌といったら、賛美歌や軍歌になるんでしょうね。
その後、奴隷解放で有名なリンカーン、20世紀に入れば、凶弾に倒れたケネディ、そして天才政治家と今評価されているビル・クリントンなんかもしっかりとキャンペーンソングを使っています。
◯4氏のキャンペーンソングを当ててみて!
さて、ここからが本題です。今回の大統領選を最後まで争った4氏
・トランプ(共和党)
・クルーズ(共和党)
・クリントン(民主党)※複数使用しているので、1曲に絞りました
・サンダース(民主党)
のキャンペーンソングを以下に載せます。もしお時間があれば、どの曲が誰のキャンペーンソングか、当ててみて下さい。難易度は高いと思いますが、曲名と曲調などの要素は少しヒントになるかもしれません。 では4曲連続でどうぞ!
①日本でもよく流れる曲ですね・・・!
②同時多発テロの2日後に作られた曲です!
③この曲調のフォークソングを使うのはすごい!笑
④候補者らしさが伝わるかも?笑
さあ、いかがでしょうか?
私の率直な感想は「どれもまあすごいなあ(笑)」です。特に歌詞のメッセージ性や、動画から伝わるイメージはかなり候補者に近いものがあるでしょうか。
◯正解発表!
①クリントン…女性が「叫ぶ」曲、そして若者受けする話題の曲ですね!
②クルーズ…これが一番わかりにくかったでしょうか?父親が社会主義のキューバ出身で、アメリカの自由と資本主義の重要性を教えられてきたクルーズらしい選曲です。
③サンダース…大学の無償化など、経済的弱者に対する政策が評価されていたサンダースが「この国は君たちの国だ。金持ちのための国ではない。」という歌詞を使ったあたりが「らしさ」でしょうか。
④トランプ…ザ・破天荒、型破りのイメージにピッタリですね(笑)動画ぜひ見て下さい。ちなみにトランプは他にも何曲か使用しましたが、ミュージシャン側から「やめてくれ」と言われて言われて、この曲が唯一?言われていないものだそうです(笑)
日本の「公職選挙法でガッチガチに規制されているが故に、選挙カーで名前を連呼する選挙戦」も、少しはこういう方向にしてもよかったり…しない、か。笑