やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

文化祭の準備でプロジェクト型学習の必要性を実感する 〜行事と教科をこえるカリキュラムマネジメント〜

今日は自分のクラスで文化祭に向けた準備を進める時間を取りました。

教室全体でガヤガヤと生徒たちが動き出す中、全体を見ていて痛感することが。

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プロジェクトの「土台」がない

学校祭・文化祭でのクラスの出し物は、クラスにおける1つのプロジェクトです。

しかし、生徒の様子を見ていると、

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質の高いフィードバックをいかに実現するか?〜参照すべき本・実践を教えてください〜

生徒とやりとりしているか…?

Man in Brown Long-sleeved Button-up Shirt Standing While Using Gray Laptop Computer on Brown Wooden Table Beside Woman in Gray Long-sleeved Shirt Sitting

1学期は教員ー生徒間の「振り返り」の機会がなかなか担保できませんでした。

※私の授業ではGoogle Classroomでオンライン大福帳を使っています。40人の授業を複数クラス持っている中でたどり着いた、できる範囲での最善策だと思い継続しています。

www.yacchaesensei.com

一斉授業の運営とプロジェクト型学習のサポートで手いっぱいで、満足いく個へのフィードバックができていなかったと思います。

言い方悪くすると、個人個人を、数として“集計した”授業デザインであったことが多いと反省しました。

なので、

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カリキュラム・マネジメントの第一歩はここから手をつけるしかないと思えた話。

2学期からのエンジンをかける直前でしたが、教員同士で自分たちの学校のカリキュラムの課題を考えるワークショップが行われました。

いわゆる、カリキュラム・マネジメントの話です。

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カリキュラムマネジメントについては、今年3月に開催されたこちらのイベントの資料が大変わかりやすく、現場の実感と理論を橋渡しした内容になっていますのでぜひご覧ください。 

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なぜ都市部の学校で外部アセスメント教材が広まらないのか?〜非認知能力を見える化するインセンティブ〜

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経済の授業づくりを考えていて、「インセンティブ」という言葉をどう授業で組み込もうか考えていた時にいろいろと昨日の続きで思ったことを。

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生徒の成長を経験則で語らないために、(外部)アセスメント教材を活用して学校の教育力を見える化することが、進路指導には不可欠だという話でした。

※アセスメント教材はこういうものを指してます
学びみらいPASS | 教育研究開発活動 | 河合塾グループ
ベネッセのGPS-Academic

ただ、細かい数字はないのだけど、この手の教材が学校現場で広く市民権を得ているかというと、そうでもないと思うのです。それはなぜか?

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