帰宅して観たTV番組で、2年連続トリプルスリー(打率3割、HR30本、30盗塁)を達成したヤクルト山田哲人選手の特集が放映されていました。もちろん、WBC日本代表にも選ばれていますね。
個人成績等はこちらでご覧頂けます。まだ25歳というのが恐ろしい…
プロ野球 - 東京ヤクルトスワローズ - 山田 哲人 - スポーツナビ
身体がそこまで大きくない中で、ここまでの成績を残せるのは本人の努力の成果なのだと思いますが、その練習法がこれまた参考になるものだったので、是非紹介したいと思いました!
◯11種のティーバッティング
野球経験があれば、必ずやったことがあるであろう練習です。
山田哲人選手はこの「ティーバッティング」に様々なバリエーションを取り入れて,必ず試合前に実践しているとのこと。「ティーをしないと試合に挑めない」とまで発言しています。
こちらのサイトがTVの映像をコマ送りにしていて画像数が多く、分かりやすいので掲載します。ただし、11種類のティー全てを載せている訳ではありません。
カープ民放速報 : 前田智徳も驚く山田哲人覚醒の秘密・ティーバッティング【Get Sports 山田哲人×前田智徳】
また、こちらのサイトは11種類の説明が掲載されていますが、画像・映像が前者に比べて少ないので、両者を合わせてご覧頂くことをお勧めします。
山田哲人のバッティングフォームを分析!連続写真でポイント解説! | バッティング向上〜ワンランク上の打撃を目指す〜
せっかくなので、この記事でも11種を箇条書きにしておきたいと思います。
※順番は上記2サイトと異なるかもしれません。
1.左右に振り下ろしてからティー
身体の前で8の字にバットをブンブン振ってからティー打撃をする。
強い打球を打つために体の中心で打つ練習。
2.真横からの早いティー
通常斜めからのトスを真横から、しかもちょっと速い球。
これによって予期せぬインコースの球を打てるようになる。
特に追い込まれてる時はバッターは外を意識するが、そこで内側に速い球が来た時にすっとバットが出るようになったそうです。
3.バランスボールに座りながらティー
下半身を固定して腕の使い方を覚える練習です。
バランスを崩されてもボールを腕で拾えるようになるそうです。
4.歩きながらのティー
体重移動を確認できる練習です。
1球1球、3歩あるいて打つ、3歩あるいて打つ、の繰り返しでした。
5.歩きながらの連続ティー
4と似ていますが、1球1球ではなく、歩いては打ち、歩いては打ち、5球連続で打っています。間の取り方と体重移動の確認です。
6.ワンバウンドボールのティー
変化球への対応と、細かいバットコントロールの練習です。
遅い球を遠くへ飛ばすことほど難しいことはないので、いい練習ですよね。
7.大股スクワットティー
大股でスクワットしてしゃがんでいるような体勢での練習です。
下半身の重要性を確認しながら低めの対応力をUPさせます。
8.外角流し打ちティー
アウトコースに投げてもらい、流し打ちをします。
単純ですが、アウトコースの打率アップが見込めます。
私はこのときに、ティーを自分の身体側からあげてもらっていましたね。それを逆方向に打つ練習をしていました。
9.後ろから投げるティー
ボールを引き付ける意識、変化球対応力がつきます。
ミートポイントをつかむ効果もあります。
10.真横からの遅いティー
2と真逆ですが、外に逃げる変化球対応ですね。
こうやってみると、いかにプロで三振しないことがすごいか、と思います。
11.左打席(逆打席)ティー
最後の締めくくりに逆打席で打つことで、身体のバランスを整えます。
私もこれを必ずやっていました。やらないと、なんか変な感じです・・
こちらの動画のYoutuberさんはハイテンションで11種ティーを練習されています。参考になりました。
◯おわりに
山田哲人選手のティーバッティングを紹介した後に、別の方法で自分のオススメを1つ紹介する、というハードルが高すぎる順番にしてしまいました。
ですが、この方法でインコースを克服(私はインコースが苦手でアウトコース大好きです)することができました。
具体的に言うと、インコースを、強く右方向に打てるようになりました。それが
12.バットをタテに出すティー
図解のサイトが見つからなかったので、その打ち方を説明している坂本選手の動画を掲載します。まさにこれです。昔中日にいたブランコ選手もこの打ち方でした。
ぜひ真似をして練習してみてください!