ここ数日、秋の大きなプロジェクトである探究学習のデザインをぐるぐると考え練り直しています。
そこで過去記事を眺めていたら、Padletを紹介したくなったのでまとめておきます。
自分の実践をきちんと振り返る
意外とこれができていない、きちんとやろう!と強く思うここ最近です。
さて、今年度の探究学習の2カ月の計画をくみなおそう。昨年度のアンケートと成果と振り返りを読み込んでもう一度立て直そう。
— やっちゃえ|Blended Learning (@Yacchaee) 2018年9月17日
色々な本や論文やイベントでインプットすることも当然必要だけど、最近は自分の授業を自分で徹底的に見つめ直すことの大切さを痛感している。流していることがたくさんある。
ということで、資料を手元に置いて、昨年度までの実践をざっくりまとめた記事↓を自分でも読み返しています。ブログ書いててよかったと思う瞬間の1つ。
この記事は探究学習のざっくりした流れを書いていて、自分の実践を美化している部分はあるものの、その土台にある良書『学びの技』への評価は今も変わりません。

学びの技 (YOUNG ADULT ACADEMIC SERIES)
- 作者: 後藤芳文,伊藤史織,登本洋子
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2014/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上の記事は2017年11月のものでした。
2018年5月に考えていたこと
自分の実感にはないけれど、今年のGWに探究学習の計画を練り直していました。これもブログを書いていてよかった。
2記事を自分で振り返っていてPadletというツールを今年は導入しようと考えているので紹介します。
Padletを今年こそ!
今年は探究のための質問づくりをPadlet上でやろうかなと思っています。
私の授業はGoogleに依存しているけれど、このPadletの威力はすごい。
ja.padlet.com
生徒のユーザー登録不要、つまりログイン不要、なのに生徒の端末で使用可能(PC/スマホ)、直感的な操作可能、一覧性の高さ、匿名書き込み可能、返信可能、色分け・検索可能、とパッと書き出しましたが、メリットはたくさん。
アイディアの集約場所としてはかなりイケてると思っています。
まだ日本語のサポートが弱い部分はありますが、最近少しずつ翻訳の精度も上がってきた気がします。
言葉では説明しにくいので、Flickrで拾えるPadletのイメージ画像を載せておきますね。
もっとオシャレなボードを自分で作ることができます(やってみて!)
あと、実際にPadletにログインすると、世界で作られているpadletギャラリーが見られます。
『イン・ザ・ミドル』のナンシー・アトウェルの授業じゃないけれど、こんな感じで生徒が自分の端末から自由にアクセスして学びを支援するツールになってくれると思います。学びの個別化と協働化に寄与するツールとも言える。
Googleには何も文句はありませんがたまに生徒のログインがうまくいかなかったりして時間が取られたりします。
でもPadletはQRコードを読み取るだけで全員が一つの画面に登場できます。
Padlet自体に「Google Classroomで共有する」というシェアボタンがすでについているあたり、海外では教育現場で当たり前のように使われています。強い。
大福帳をPadletでやるのもあり?
ということも画策していたのだけれど、非公開コメントが使用できないために、皆に自動的に自分のコメントがシェアされてしまうことを恐れてそこまでは導入していません。目的を考えればClassroomでの大福帳が一番合理的だと現時点では思っています。
アイディアの発散など、匿名性を必要としない場合は、padletの長所が発揮されると思います。
これは妄想ですが、授業ごとにnew padletを作って、そこに生徒が質問や議論を書き込んでいくことで、40人がリアルタイムで一つのpadを作り上げる。
1枚の共同作品がweb上に出現する、そんな学びを作ることができたら面白いよなあ、と思ってニヤニヤしています。
おわりに
個人的に探究学習のデザインを再構想していた中で、padletを位置付けようと思い紹介しましたが、これ、めちゃくちゃ用途は広いです。
部活動やクラスでのプロジェクトでももちろん使えます。日本でもpadletを使用した教育実践が広がってコミュニティ化されたら面白いよなあ。