今日はどうしても生徒に厳しく指導しなければならないことがありました。注意しなければならないことは、毅然とした態度で注意しなければなりません。
しかし、私は厳しく指導することが苦手です。
厳しく指導すること、注意することはとても気を使いますし、エネルギーを要します。
権威的な言い方や、こちらの感情を爆発させるだけの怒りにならないように考えて注意します。
○「怒る」と「叱る」の違い
一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
検索すると、それについて言及した記事がたくさん出てきます。
その中で一言で違いを指摘している記事があったので紹介。
「自分のために怒る。相手のために叱る。」
「怒る」と「叱る」の違いをご存知ですか?:谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」:オルタナティブ・ブログ
これが一般的に理解されている「怒る」と「叱る」の違いだと思っています。
特に大人対大人の関係においては、「叱る」ことが重要であり、「怒る」ことは逆効果であることを指摘する記事が多いのではないでしょうか。
しかし、今日の帰宅途中にずっと考えていたのですが、教育の場では「怒る」ことも必要ではないかと思うのです。
◯怒ることの意味
怒ることは感情的な行為です。
でも、本当にいけないことをしたときは、本気で怒ることが重要だと思います。
もちろん、感情に左右されすぎてはいけませんが、毅然とした態度であえて本気で「怒る」ことで、子どもは「(人間として)してはいけないこと」を学び取るはずです。
別の記事で、
ポジティブに叱るための3つのルール
- いまのことだけを叱る:「いまの言い方はよくないよ」
- 目の前のことだけを叱る:「青いペンにキャップをしなさい」
- その子どもの行動だけを叱る:「それは悪いことだよ」
「怒る」と「叱る」は違う!子どもを傷つけずに効果的に叱る6つの基本ルール | SHINGA FARM
というルールが掲載されていました。
確かに、叱る際のこのルールは重要だと思います。
ただ、本当にしてはいけないことをしたとき、このような口調で語るだけでは響かないことがあると思います。怒る必要があると思うのです。本気で怒る大人の姿を見せることに意味は有ると思っています。
(本気で怒るを選択している時点で「怒る」ことを選んでいるだけだから、怒っていないのかもしれませんが、言葉遊び?)
怒るという感情を、ブログと言う論理的な手法で肯定することに限界を感じていますが(力不足)、「怒るは×、叱るが◯」が溢れる記事たちのなかで、私の考えに近い物があったので紹介させてください。
時には本気で怒らなくてはならないときもあります(命の危険や人様に迷惑をかけてしまうような行為をしたときなど)。それが、子どもの心に響いて気がつけることも絶対にあるでしょうし、わが子を守ることにもつながる場合があるのですから。
『本気で子供に向き合っているからこそ、感情から言葉が出ることもある』
わが子ではないとしても、教員は怒ることも仕事なのかなあ、と半信半疑ですが、このような記事をみつけて少しほっとした今日でした。
怒らずに、悲しむ、という手段もありだとは思うのですが、怒らねばならない時がある。と今日は実感しました。
(厳しく指導した後、明日が大事!がんばろう。)