所属は何であれ、社会人になれば「仕事」は欠かせないもの。
ということで、業務改善・仕事の参考になった本5選を紹介したいと思います。
企業に勤めていた頃
最初に所属した部署が、
①経営戦略と現場部門とのギャップを埋めること で、
②経営に直結する数字のインパクトを出す!という部署でした。
現場部門からは、うちの部署から声がかかると、何をダメ出しされるのか、何の問題があるのか?と忌避されることの多い部署でした(かなしい)
そのために、色々と読む気のしなかった課題図書を読み、上司に詰められ、OJTにもボコボコにされトイレの壁をなぐったらフロアに響き渡り、課長が青い顔して飛んできたこともありました。
そんな日々で「ああこれは参考になった!」と思える本です。
紹介する基準としては、理解しやすく、しかも実行できる、というもの。それでいてテクニック論に終始しない内容のものを考えてみました。
①『1日の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術』斎藤岳
「とにかく今の仕事は会議が多すぎる!」など、会議に対して何かしらのモヤモヤを抱える方にはオススメ。著者は、コンサル界では知らない人はいない、総合コンサルのアビーム・コンサルティングの方です。
「会議」の業務改善については、様々な書籍が出ていますが、重要なのはチーム全体で共通の書籍を読み、実行することだと思います。
テクニックが中心ですが、それだけでなく「会議そのもの」について体系的に学べる点でオススメです。
②『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット
「 世界で1000万人が読んだビジネス書」で、ブックオフなど古本屋さんにもこのシリーズが並んでいますよね。でも、買わないのは約550ページで分厚いから。笑
んですが、なぜ分厚いかと言うと、これが小説だからです。
そう言う意味では、特に製造分野の業務改善には欠かせないTOC(制約条件の理論)をストーリーで理解できるのも◎だと思います。
読み物としても面白かったのでオススメ。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: ペーパーバック
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③『アイデアのつくり方』ジェームズ・ヤング
広告業界では知らない人はいない、(らしい)この本。若干古さはありますが、それでも変わらないアイデアづくりの本質をついていること、約100ページと短く読みやすいこと!がオススメの理由。
私学教員としては、私学の意義である「自由と多様性」を考える時に、「支持される私学」になるためにはこういうアイデアをつくる力、新規でプロジェクトを作り上げる力は本当に必須だと感じています。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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④『ビジネスモデルを見える化するピクト図解』板橋悟
「ピクト図」をご存知でしょうか?
この「ピクト図」を書けるように常に意識させられました。私はどちらかというと左脳派(論理)で、右脳(イメージ)が弱いタイプだと思うので、鍛えられましたね。。
でも生徒の中には、文字だとわからないけど、図解するとすっと理解できる生徒もいることをみると、「生徒に合わせる」って簡単に言うけど、壮大な営みだ、と実感しています。
で、この本はその手の中でも理解・実践ができてまとまっている本だと思います。ビジネスモデルを網羅的に抑えるというよりは、ピクト図に焦点を当てた本です。
⑤『水滸伝』北方謙三
「お前はどう生きるのか?」
「お前の志はなんだ?」
と北方センパイに胸ぐら掴まれて気づいたら虜になってる。そんな本です。実は一番のオススメかもしれない。19巻と最高に長い(ちなみにこのあと『楊令伝』・『岳飛伝』とまだまだ続きます。笑)
けど、圧倒的に読ませます。ストーリーの圧倒的な構想力。本当に人生のバイブルです。仕事の大前提にある志・生き方を問われます。
水滸伝 文庫版 全19巻+読本 完結BOXセット (集英社文庫)
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 文庫
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以上、完全な主観に基づく業務改善・仕事の参考になった本5選!でした。
◯おわりに
①昨日書いた記事が、かつてないアクセスを頂いていて驚きました!(感謝)
そして、教育の現場がこういう状態だということを明らかにしてしまってとても恥ずかしいやら情けないやらですが、それを出発点にやるしかない、と思います。
民間企業とは論理がどうしても異なる部分があります。
でも、目的は違えど、「仕事をする」「プロジェクトを動かす」点では変わらないわけですから、学べるものは学んで、どんどん巻き込んで、アウトプットしていくしかないですね。
(教員研修に欠けているのはこのアウトプットの徹底。感想書かせてもいいけど、「実際に何を変えるか」とアウトプットの約束させた方がいい。「やりたい人100人、やる人1人」です。)
②今日の記事の内容はとても迷ったのですが、
以前から楽しく読んでいるこのブログの記事を思い出して書いてみました。