やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

ふせんを敢えて1枚しか使わないのはあり?なし?〜ビジネスにも使える活用法〜

Post-its

今日は意見を頂きたい記事です。

(この発信力に乏しい弱小ブログの用途として、「意見を頂きたい」は微妙かもしれませんね.笑..)

みなさんもお使いになっているでしょう、ふせん

KJ法など、ふせんを使ったワークショップは今や知らない人はいないのではないでしょうか。意見や考えなどを見える化できるのが最大のメリットでしょうか。

色によって共通点と相違点、良かった点と改善点を分けるなど、分類するにも、便利なツールです。

 

◯1ふせん、1メッセージ

1スライド、1メッセージ、ではないですが、ふせんを使うときってほとんどの場合、1枚のふせんに1つ書いて、アイディアはできるだけたくさん出そう、というのが大切にされています。

企業でもどんなプロジェクトも「発散(たくさん出す)→収束(しぼる)」の繰り返しで進行しますので、まずはアイディアを発散することが重要です。発散せず収束に入ってしまう会議は、もったいないですよね。

※「発散→収束」と会議についてはこちらの記事とこちらの本を参照下さい

 

yacchaesensei.hatenablog.com

1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術

1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術

 

かつては、この本に基づいて全ての会議がルール化されてすっきりしていた、というかそれが当たり前だったので、学校のクソ会議に対しては全職員にこの本を配ることを提案します。

 

◯で、本題の「ふせん1枚」ありかなしか?

ふせんは多くの場合、「何枚も使う」ことがワークショップに寄与しているツールです。

そこで、というかそれを逆手に取って、敢えてふせんを1枚しか使わない、という方法を中学生の授業で実践してみようかと思っています。(もちろんそれに至る過程で、ノートなどに思ったことを自由に書く?(発散)というプロセスは経て、です。)

【ふせんの用途】

他の生徒が作成してきた資料(新聞のようなもの)を読んで、

「よかった点」や「聞いてみたいこと」を書かせたい、と思っています。

 

【一枚しか使わない理由】

アイディアを好き勝手に出すのではなく、本当に必要な指摘やコメントを練ってほしいと思っているからです。

 

【その背景】

中学生の場合、ふせんを使うことそのものが楽しくて、中身を吟味しないまま「おもしろい〜〜」とか「さいこ〜〜」などのTHE 感想を大きく書く(×10)ことになり、結局どのふせんが有益な情報か分からない、ということがかつてありました。その反省から、逆手にとってみよう、と思った次第です。(笑)

特に、自分なりに考えた「本質的な質問」を投げかけてほしい、という狙いです。

ふせんの内容から、さらに深みのある&主体的な学び(我ながら漠然とした美辞麗句ににびっくりにもっていきたいと思います。

 

ちょっと情報が足らないかもしれませんが、「たくさん使う」(発散)で目にすることが多いふせんを、敢えて「しぼる」(収束)に使う

どうでしょうか? 忌憚ないご意見、お待ちしております!