今日から生徒も私も社会復帰。GW明けにいきなり面談をしています。
なぜこの時期に面談を入れているか?
端的に言えばコレです。
GW明けに面談を入れたのは生徒の心がある程度リフレッシュできて、「GWという余暇でもぬぐい去れないモヤモヤ」をこちらが把握するのに適しているから。生徒は忙しい。常に何かに追われていて、生徒の奥底に沈んでいるよどみが見えづらい。その見えづらいよどみは、連休明けなら比較的すっと見える。
— やっちゃえ先生@探究学習 (@Yacchaee) 2018年5月7日
ぬぐい去れないモヤモヤを見ることができる。これは大きいです。
試験が近づけば、「モヤモヤするけど試験勉強しなきゃ」と生徒は思い、目の前のことに必死になっていきます(これはこれで気持ちの切り替えになるから良し)。
それに比べてGW明けは、ある程度リフレッシュできている時期。
生徒の心が池のようなものだとすると、
普段は忙しくて水面に波が立っていたり、水が濁ってきたりして、池の底に沈んでいる生徒の心の重りとなっているもの、よどみが教員から見えにくい。
しかし、
連休明けは穏やかな水面で、リフレッシュされた透き通った水になり、池の底まで見えやすい状況だと思っています。
連休の過ごし方で家庭が見える
先に述べた理由に加えて、連休の過ごし方は家庭の方針が現れます。
面談の最初の会話も「GWはどうだった?」と切り出しやすいです。笑
家族で出かけていたのか、友達と遊ぶ日が多かったのか、勉強をかなりやっていたのか、部活動で終わってしまったのか、色々な答えがあるでしょう。
家庭が見える、は言い過ぎかもしれませんが、生活が見えます。
そこから始める面談の会話の基本スタンスは、この記事でまとめています。
面談にはふせんを使う
面談なので対話をするのが基本です。先の記事でもあげている、
を意識しますが、後者の「課題:2」を「話すだけ」では多分流れていってしまいます。
生徒はやっぱり忙しい。じっくりと考え、気に留めることが難しい生活をしている生徒が思ったより多い。
やり過ぎかもしれないけれど、私は話の最後に、大きめのふせんに
互いに認識した課題・目標を書いて渡しています。メモ書き程度です。
ふせんを渡すことで、流れないようにするきっかけを作ることができます。
意欲のある生徒は面談でメモを取っていますが、そうでない生徒も多い。ふらっと担任とおしゃべりにきたぜ!と言う生徒もたくさんいます。笑
せっかく互いの時間を使うのだから、残る方法で…と考えて行っていることです。
岩瀬先生もこんな実践をされていたようです。ふせんは見える化の手段です。
おわりに
前提として、私の勤務校ではHR担任と生徒の面談は「だいたいこの時期に各教員裁量で行ってください」と言う方針があるだけ。
だから、具体的な面談の時期も自分で決めることができます。それも大きい。
(((…今日の記事のように、自分のための記録を残していこう。
がっつりした記事も良いけれど、小さめの記事の数を増やしていくことが自分の振り返りにもなりますね)))