昨日は「経済を1から学び(直し)たい!」という人にオススメ!の本の上位打線5冊を紹介しました。
今日はその続きで、6〜9番の下位打線4冊を一挙に紹介します!
※なお、変わり種?を含めた中継ぎ・抑え・監督のおまけ3役は、完結編の記事を書くことにします。
◯抜け目のない下位打線はこちら!
6(捕)『経済の考え方がわかる本』
7(一)『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』
8(中)『経済ってそういうことだったのか会議』
9(右)『まんがで読破 雇用・利子および貨幣の一般理論 ケインズ』
とりあえずこれで打線が完結しましたね。上位打線とつなげてみる前に、早速、一言解説を!
6(捕)『経済の考え方がわかる本』
- 作者: 新井明,新井紀子,柳川範之,e‐教室
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 新書
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この人は本当に外しませんし、キャッチャーとしては最高の引き出しの多さだと思います。『高校生のための経済学入門』投手も安心して投げられます。考え方から教えてくれますからね。
本の内容としても、岩波ジュニア新書ですから読みやすい+内容はしっかりしています。 興味のある章から読み始めることもできますし、とっつきやすさで言えば打線の中でもナンバーワンかもしれません。
過去にこの本から記事を書いたので、是非ご覧下さい。
(あなたは1つのケーキを公平に2つに分けられますか・・・?)
7(一)『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』
2番の『池上彰のやさしい経済学1 しくみがわかる』内野手に続いて、池上サンの本です。おおむね分かりやすいのでオススメできます。(池上サンを相対化できるくらい経済通の方からみると、彼の本については、賛否両論あるかもしれません)
図解入りで読みやすさ◎です!内容もオーソドックス、企業に就職していく社会人向けでしょうか。経済学の原理的な部分の説明はやや少なめ。
そして、このタイトルがいいですよね。ピンチになったら一塁から「大丈夫だぞ」って聞こえてきそうです。(偏見)
8(中)『経済ってそういうことだったのか会議』
14年前の本ですが、未だに衰えを見せない守備範囲で観客を魅せてくれる中堅手ですね。 衰えを感じさせません。
今読んでも「なるほど」がたくさん生まれる本です。また同時に、当時から現在までの物事の移り変わりもこれを読めば、「ほ〜ん」となるでしょう。
「ばざーるでござーる」を生み出した佐藤雅彦さんとの対話形式で読みやすい!
(もちろん、竹中平蔵さんの経済観が織り込まれていることは承知の上で、それでも1から学ぶには有益な本だと思っています。)
9(右)『まんがで読破 雇用・利子および貨幣の一般理論 ケインズ』
雇用・利子および貨幣の一般理論 (まんがで読破 MD134)
- 作者: ケインズ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2015/06/17
- メディア: 文庫
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9番はお試し枠?というか、変わり種で、まんがで読破シリーズをもってきました。
これ、世界の古典や名著をまんがで読破できるように書いてくれているんですが、当たり外れが結構大きいんです。あと、絵はうまくないです。笑
なんだけど!このケインズの名著をきっちり理論的・時代的背景も踏まえてまんがにしたのは素直にすごい!と思いますし、分かりやすく、ケインズの人柄までよくわかり、これは読み物としてはかなり完成度が高いです!
同じシリーズでマルクスの『資本論』もあるんですが、打線にいれるならこっちでしょう。これ1冊で、アダム・スミス→マルクス→ケインズ、という経済学の系譜がよくわかります。
◯これで「経済を1から学べる打線」完成!
1(左)『ヤバい経済学』
2(三)『池上彰のやさしい経済学1 しくみがわかる』
3(二)『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』
4(遊)『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』
5(投)『高校生のための経済学入門』
6(捕)『経済の考え方がわかる本』
7(一)『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』
8(中)『経済ってそういうことだったのか会議』
9(右)『まんがで読破 雇用・利子および貨幣の一般理論 ケインズ』
うん、結構オーソドックスなラインナップだと思います。
さらに深い理解を求める人にはもっと紹介したい本があるのですが、今回は、「1から学ぶ」に主眼を置いてみました。高校生にもそのまま紹介できると思っています!
※なお、中継ぎ・抑え・監督のおまけ3役は、完結編の記事を書くことにします!もう少しお待ちください。ざわ…ざわ…