やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

2020夏に読んだ本・読んでいる本・これから読む本リスト

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今年の夏はことさらに短い上に大学院の課題もこなしつつ、仕事もしつつ、なんというか休んだ感が全然ないのは私だけでしょうか…

積ん読が増えて行く一方ですが、皆さんの本リストが大変参考になるので、最近読んでいるもの、積んだままになっているものから、オススメしたいものをまとめておきます。  

教育関連

まずはこちらですね、自分が学習者中心の教育を作りたい、ということがもうはっきりとわかりました。 と言いつつまだ全然途中ですが…

 Twitterの方では、「#学習者中心のID理論とモデル」で会わない読書会スタイルで読み手の方々が発信してくださっています。お読みの方はぜひ!

 

その「学習者中心」の学校をつくる、とはどういうことなのか、ストーリー仕立てで読みやすい1冊です。これもやっぱり邦題がやたら啓発チックで装丁帯も派手で、損してる印象。

成功する「準備」が整う 世界最高の教室
 

岩瀬先生が激賞されていた理由も納得する。学習者中心の学校づくりです。このキーワードなしに教育は考えられないんじゃないかな。

iwasen.hatenablog.com

 

この本にもサミットパブリックスクールの話が出てきますね。

新・エリート教育 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?

新・エリート教育 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?

  • 作者:竹村 詠美
  • 発売日: 2020/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

さらに、この春一番読み返した1冊といってもいいのがブレンディッド・ラーニング(BL)本。

この本にもサミットパブリックスクールのことが出てくるんですよね。なんか聞き覚えある学校だな、と思っていたのがスッキリしました。

BLについては実践に関する記事も3本書きました。これももう少し補足してかいていかなきゃいけないな〜。

www.yacchaesensei.com

 

それから、授業づくりのテキストになりそうな考え方が網羅された印象のこちら。変なハウツー本いくならこれに行くべし。石井先生は本当に精力的ですね!

 

 あとこれ、早く読まなきゃ。

14歳からの読解力教室: 生きる力を身につける

14歳からの読解力教室: 生きる力を身につける

 

  

ここからは

問いを考えるシリーズ

教科内での探究学習だけではなく、自己調整型の学習者を育てる探究講座も担当しているので、生徒が問いの担い手となる授業をつくろうともがいております。

 

ミミクリさんのこちらは集大成感があります。かなり問いをいじくれるようになる気がしています。でも何度も読み返さないと習得できないワタシ!

問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

 

 

井澤さんもワークショップのプロ。ふとした言葉選び、と安心して身を委ねられるファシリテーターです。じっくり一人でも力がつきそうな練習問題付きで、『問いのデザイン』の前にこっちから読んだ方がいいかも。

「問う力」が最強の思考ツールである

「問う力」が最強の思考ツールである

 

 

問いにまつわる豊富なエピソードが読めたのはこちら。

問いこそが答えだ!  正しく問う力が仕事と人生の視界を開く

問いこそが答えだ! 正しく問う力が仕事と人生の視界を開く

 

 

そして王道『質問づくり』は何度も布教しよう。これも学習者中心の教育を実現するためには知っておきたい理念と方法。

 この記事ももう3年前になるのですか、、、早い。。

www.yacchaesensei.com

 

社会科関連

読んだもの、途中のもの、積んであるもの、全部まとめておきます。

これはヒット本。面白い。

現代経済学の直観的方法

現代経済学の直観的方法

 

 

鎌田さん、世界の第一線で活躍する経済学者を招いたZoom経済学セミナーを開いてくれていて、本当にありがたかったです。しかも無料、ありがたい時代。

16歳からのはじめてのゲーム理論 "世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語

16歳からのはじめてのゲーム理論 "世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語

  • 作者:鎌田 雄一郎
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

このお二方はやっぱり読まないとね。渡辺靖先生は『リバタリアニズム』もよかった。海外のものはルポ形式が好きなのかな私は。

政治改革再考 :変貌を遂げた国家の軌跡 (新潮選書)

政治改革再考 :変貌を遂げた国家の軌跡 (新潮選書)

  • 作者:聡史, 待鳥
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

関連してこちら。生徒から勧められたものは読まないわけにはいかないのです。そうして積ん読が永遠に減らない。

 

この前にちくま新書の『世界哲学史』を読まねばならないのですが…

 

これは意欲作で楽しみにしています。開高健ノンフィクション賞ハズレなし(適当)

聖なるズー

聖なるズー

 

 

立ち読みして「妄言」が面白かったので購入。立ち読みホイホイ。

 

あ、あれ、小説が全然ないじゃないか・・・笑

今NHKでやっているのでこれを紹介しておきます。吉本隆明もテキスト買って録画したままだ… 前々回のカント『純粋理性批判』はすごくよかったですね!

 

おわりに 

皆さんの本リストをいつも参考にしています。

www.yutorix.com

www.s-locarno.com

 https://iwasen.hatenablog.com/entry/2020/08/02/193808

iwasen.hatenablog.com

たまにまとめていた本リスト

ちょくちょくやってました。経済や哲学本リストもあるけれどとりあえず教育関連本をまとめた記事たち。

www.yacchaesensei.com

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遠出したりすかっと遊んだりしたいものですが、何事も少しずつですね。