今年の夏はことさらに短い上に大学院の課題もこなしつつ、仕事もしつつ、なんというか休んだ感が全然ないのは私だけでしょうか…
積ん読が増えて行く一方ですが、皆さんの本リストが大変参考になるので、最近読んでいるもの、積んだままになっているものから、オススメしたいものをまとめておきます。
教育関連
まずはこちらですね、自分が学習者中心の教育を作りたい、ということがもうはっきりとわかりました。 と言いつつまだ全然途中ですが…
学習者中心の教育を実現する インストラクショナルデザイン理論とモデル
- 作者:C.M.ライゲルース,B.J.ビーティ,R.D.マイヤーズ
- 発売日: 2020/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
Twitterの方では、「#学習者中心のID理論とモデル」で会わない読書会スタイルで読み手の方々が発信してくださっています。お読みの方はぜひ!
第2章はコンピテンシー基盤型教育の原理について。納得感もあるが「そんなにカチッと測れるもの?」という疑念も。『測りすぎ』でも指摘されているような懸念。ただ、腹落ちしたのは既存の学校だと、測定しても完全習得より序列化が強化(続く)https://t.co/JuiIWpr1Lc #学習者中心のID理論とモデル pic.twitter.com/PNVG3lvdRj
— やっちゃえ@Blended Learning (@Yacchaee) 2020年8月12日
その「学習者中心」の学校をつくる、とはどういうことなのか、ストーリー仕立てで読みやすい1冊です。これもやっぱり邦題がやたら啓発チックで装丁帯も派手で、損してる印象。
岩瀬先生が激賞されていた理由も納得する。学習者中心の学校づくりです。このキーワードなしに教育は考えられないんじゃないかな。
この本にもサミットパブリックスクールの話が出てきますね。
さらに、この春一番読み返した1冊といってもいいのがブレンディッド・ラーニング(BL)本。
この本にもサミットパブリックスクールのことが出てくるんですよね。なんか聞き覚えある学校だな、と思っていたのがスッキリしました。
ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命
- 作者:マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカー
- 発売日: 2020/05/22
- メディア: Kindle版
BLについては実践に関する記事も3本書きました。これももう少し補足してかいていかなきゃいけないな〜。
それから、授業づくりのテキストになりそうな考え方が網羅された印象のこちら。変なハウツー本いくならこれに行くべし。石井先生は本当に精力的ですね!
あとこれ、早く読まなきゃ。
ここからは
問いを考えるシリーズ
教科内での探究学習だけではなく、自己調整型の学習者を育てる探究講座も担当しているので、生徒が問いの担い手となる授業をつくろうともがいております。
ミミクリさんのこちらは集大成感があります。かなり問いをいじくれるようになる気がしています。でも何度も読み返さないと習得できないワタシ!
井澤さんもワークショップのプロ。ふとした言葉選び、と安心して身を委ねられるファシリテーターです。じっくり一人でも力がつきそうな練習問題付きで、『問いのデザイン』の前にこっちから読んだ方がいいかも。
問いにまつわる豊富なエピソードが読めたのはこちら。
そして王道『質問づくり』は何度も布教しよう。これも学習者中心の教育を実現するためには知っておきたい理念と方法。
この記事ももう3年前になるのですか、、、早い。。
社会科関連
読んだもの、途中のもの、積んであるもの、全部まとめておきます。
これはヒット本。面白い。
社会科関係の皆様、こちら面白いです。専門書ほど難しすぎず、入門本ほど簡単すぎず程よい難易度。経済学の体系性を意識しつつ組み替えられた解説が出色、とにかく読ませる。構想から実現まで20年以上かかってる1冊なのに色褪せないのは、まさに「直観」的な経済原理の把握。https://t.co/owfbq2OCJK pic.twitter.com/FOmg1NYH90
— やっちゃえ@Blended Learning (@Yacchaee) 2020年8月13日
鎌田さん、世界の第一線で活躍する経済学者を招いたZoom経済学セミナーを開いてくれていて、本当にありがたかったです。しかも無料、ありがたい時代。
このお二方はやっぱり読まないとね。渡辺靖先生は『リバタリアニズム』もよかった。海外のものはルポ形式が好きなのかな私は。
関連してこちら。生徒から勧められたものは読まないわけにはいかないのです。そうして積ん読が永遠に減らない。
この前にちくま新書の『世界哲学史』を読まねばならないのですが…
これは意欲作で楽しみにしています。開高健ノンフィクション賞ハズレなし(適当)
立ち読みして「妄言」が面白かったので購入。立ち読みホイホイ。
あ、あれ、小説が全然ないじゃないか・・・笑
今NHKでやっているのでこれを紹介しておきます。吉本隆明もテキスト買って録画したままだ… 前々回のカント『純粋理性批判』はすごくよかったですね!
おわりに
皆さんの本リストをいつも参考にしています。
https://iwasen.hatenablog.com/entry/2020/08/02/193808
たまにまとめていた本リスト
ちょくちょくやってました。経済や哲学本リストもあるけれどとりあえず教育関連本をまとめた記事たち。
遠出したりすかっと遊んだりしたいものですが、何事も少しずつですね。