夏の終わり、20冊近く読むことができていかにそれを秋からの実践に取り入れていくかワクワクしてきている(夏休みの終わりを嘆くのは生徒も教員も同じ)。
が、、しかし。
読んで終わりじゃ何の意味もない
ということを意識しないと、大変だ。専門バカのマニアック授業を展開するという犯罪に等しい授業を行うことになる。
これをどう授業に取り入れていくか。逆にいうと、授業に取り入れるための読書法を自分で作らねばならなかった。
いかにインプットするか?
企業でも変わらなかったが、社会人になると限られた時間でインプットしていかなければいけない。そこで自分なりの読書法が作られた。
自分なりとか言うと大げさだが、皆さんの読書法はどうだろうか?ぜひ比較してアドバイスを頂けたら、という思いで少しまとめてみたい。
①テーマを決める!
教員は割と自分の専門科目が「面白い」ので好きな本を読んでいるに等しいのだが、企業なんかだとそうもいかない。
そこで、どんな状況でも確実にインプットするための読書といえばやはりテーマを定めて読むことだ。
テーマは各々必要に応じて設定するものだが、例えば私なら、「トランプ大統領」「保守主義」「憲法」「イスラム国」「社会主義」「太平洋戦争」「水俣病」「株式投資」などなど。
〇テーマ設定のコツ
人名・出来事・ 分野
のどれかにすることだ。逆に狭すぎても広がりがない。ちなみに企業勤めの頃は財務諸表やサプライチェーンなどのテーマ設定で色々と読み漁った。懐かしや。
②種類を混ぜて5冊本を選ぶ!
〇冊数
冊数は時間があれば10と言いたいところだが、現実3〜5だろう。とはいえ、3もやや少ない気がするし、情報の偏りもある気がする。個人的な程よい感覚は5冊。
◯本の種類
・新刊を1〜2冊入れる(半年〜1年以内)
・できれば5冊違う著者で
時にそれは雑誌になったり、新書になったり、岩波ブックレットになったりする。やはり新しさは大事な要素だ。特に移り変わりが激しいテーマならよりそれは重要。
著者の偏りも出来れば無くしたい。偏りといっても分からないので、とにかく別の著者を選べば安全策。(安易だが)
◯選ぶ場所
本屋とAmazonの両方で。本屋の展開はやはり選ぶ上で参考になる。そして、本屋でみた本の参考文献欄やあとがきを見る。そこにいい本は詰まっているはずだ。
◯Amazonで注意したいこと
選ぶ基準は星の数より、レコメンドでどういうものが出てくるか、を見ている。
もちろんレビューと星の数は一定の数があればそれなりに参考になるが、目的によって星の数は当然ブレるし、星の数は3.5以上なら大きな差はないのではないだろうか。
③線を引きながら一気に読む!
読み方は、5冊一気に読むことが大事だ。なるべく別の本を入れず続けて読みたい。そうすることで、
- 分野の全体の見取り図が何となく描ける
- 用語の関連が見える
- 著者の見解の相違点が浮き彫りになる
- 著者の見解の相違を超えた共通点が勝手に浮かび上がる
などのメリットがある。
これを見える化するために、私は
「線を引きながら、超重要は折る」
という読み方をしている。
もしコピーすることになっても、写らない黄色の蛍光ペンがおすすめだ。
私はキャップの取り外しがいらないこれがお気に入り。
まとめ~モノにする読書法~
テーマを決めて、種類を混ぜて本屋やAmazonをうまく使って5冊選び、線を引きながら一気に読み切る!
と、偉そうに書いてきましたが、あなたの読書法、是非教えてください!
ちなみに、この読書法で好評頂いた記事が、以下の一連のトランプ大統領特集でした。