やっちゃえ先生探究記

生徒の力が引き出される「学習者中心の学び」をデザインしたい教員です。地道な形成的評価を大切に。

担任・クラス運営

教育に携わるなら大村はまを読んでみようという話

つかの間の連休で、「教育に携わるならこれはやっぱり外せないんだな!」と思ったのはこちらの本! 新編 教えるということ (ちくま学芸文庫) 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1996/06 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 56回 この商品を…

生徒が安心感を持って過ごせる教室に必要なことは?

今日は尊敬してやまない先生の授業を見学させていただきました。たまたま今年自分のクラスの授業をお持ちだったことも運が良かったです。 とにかく、この先生は人格者であり教育者。周りに安心感を与えます。 私のクラスの生徒も例に漏れず、安心して楽しく…

業務改善・仕事の参考になった本5選!〜すぐ理解・実行できる〜

所属は何であれ、社会人になれば「仕事」は欠かせないもの。 ということで、業務改善・仕事の参考になった本5選を紹介したいと思います。

明日から使える業務改善!〜仕事を減らす8原則〜

今日は偉い先生とお話しするタイミングがありました。 学校の仕事について、多岐に話が及びました。この偉い先生は、いつでもウェルカム(生徒に好かれる先生は、皆そうですね)して下さるので、とても話がしやすく、つい話し込んでしまいます。 しかし、そ…

教員の実態は、こうなんです。〜ボーナス・退職金ありの契約社員?〜

※2017.6/1追記あり 公立学校の採用試験合格発表が続々となされている今日ですが、そんな公立の影でひっそり「不定期で」私学の採用情報がUPされている、そんな時期です。 これは公立・私立どちらもだと思いますが、教員の雇用形態は主に以下の3つあります。

賞状をもらったとき、生徒が喜ぶ+すぐできるたった1つの工夫

体育祭・合唱祭・HR対抗など、学校行事には「賞状」がつきものです。 部活動や社会貢献活動でも賞状をもらえたりしますよね。 皆さんも学校に通っていたとき、朝礼で賞状を授与される瞬間をみたことがある人が多いのではないでしょうか? 今日は、生徒からも…

話を「きく」ときに意識している2つのこと〜使える「あいづち」とは〜

最近、入試を控えて悩んでいる生徒、文理選択や選択科目で迷っている生徒、人間関係で悩みを抱える生徒とじっくり話をする機会が多いです。というか、話を「きいて」います。 話を「きく」ときに意識することはケースバイケースだと思いますが、今日は①根本…

学校選びはココをみて!〜広報担当教員が思うポイント3つ〜

3連休、1日しか休めず更新が2日止まってしまいました〜残念! 合唱コンクール、部活動の大会、広報業務、などバタバタの1週でした… さてさて、今日のお題は最後の広報業務。 私学は広報業務が欠かせません。つまり、生徒募集です。 首都圏には約300校の…

トマトとメロン、どっちが良い?〜やけのやんぱちで暴れたりしているトマト〜

みなさんには好きな詩がありますか? 教員の引き出しとして、詩集や名言集はかなり重宝します。 ちなみに、世界最古の詩は、紀元前3000年前後に作られたとされる、『ギルガメシュ叙事詩』。世界史でも必ず学ぶ内容です。ギルガメシュと親友エンキドゥの物語…

初めて会った子どものトイレの面倒までみた話〜特別支援学校で学んだこと〜

介護等体験という制度をご存知でしょうか? 今、小中学校の教員になろうとする人は、必ず「障害者,高齢者等に対する介護,介助,これらの者との交流等の体験」を「7日間以上」しなければなりません。 資料1-3:平成9年介護等体験特例法の概要:文部科学省 …

ほめることが見つからない生徒をどうほめる?〜信頼し合うチームづくりのコツ〜

担任をもっていると、なかなかほめるところが見つからない生徒が必ずいます。 ほめるところがない生徒はいないのですが、どうしても目立つ子ばかり印象に残るのが人間です。そうでない子は、ほめるところがワンパターンになってしまったり、記憶をさぐってほ…

怒るは×で、叱るは◯? 〜あえて怒る必要性〜

今日はどうしても生徒に厳しく指導しなければならないことがありました。注意しなければならないことは、毅然とした態度で注意しなければなりません。 しかし、私は厳しく指導することが苦手です。 厳しく指導すること、注意することはとても気を使いますし…

句読点を打ちすぎる子ども…劇的に改善した一言とは?

中学生の文章をみていると、いろいろな「クセ」を持っている子がいます。 その中でも、「うーん、どうしよう」と頭を抱えたのが、 句読点を打ちすぎる、というクセです。 「私は、今日は、国語の、勉強を、しっかりと、しました。先生は、少しずつ、漢字を練…

『1行バカ売れ』で、子どもの学びを面白くできる!?

教育の現場にいるからこそ、教育界とは一見関係ないものからもヒントを得よう、と思っています。今回読んだのはこの本。 1行バカ売れ (角川新書) 作者: 川上徹也 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/08/07 メディア: 新書 この商品を含むブロ…

最強の合唱曲10選!(打線組んだ)

秋、合唱コンクールの季節ですね。 生徒たちの歌声に元気付けられる(それまでのいざこざがあるからこそ笑)行事です。 多くの方が経験してきた合唱コンクール。だからこそ、今日は完全なる独断と偏見で、これは歌いたい!!と思う10曲を打線にしてお伝えしま…

学校に行きたくない、にどう接するか

9月は、教員にとってまた一つ注意していなければならない時期と言えます。 9月病 永遠にも感じられた輝かしい夏休みが終わり、新学期が始まることによって気分が落ち込む状態。残暑も厳しく、身体的にもつらい。少し日が短くなってきたことも哀しい心に追い…

自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

皆さんには「好きな詩」はあるでしょうか? 昨日はある尊敬する方々と久々に再会し、いろいろなお話をさせて頂きました。 楽しい会話の最後に、詩の話で盛り上がったんですね。 ○詩の歴史は深い 歴史的に最も古いとされるのは、 メソポタミア(「2つの川の…

教育の「罠」があるとしたら、なんだろう。

教育に携わっていると、あれもこれも、と思ってしまいがちです。 私はこれが、教育の罠だと思っています。 教育には「これをやる」という発想はよくでますが、 「これをやらない」という発想が本当に抜けがちです。(自戒もこめて) ◯「あれもこれも」で失敗…

教育と管理って合性悪い・・・?

夏休みが終わり、9月に入っても皆元気に学校に来てくれています。 他の先生方からも、 「先生のクラスは活発だし、やるときはやるって感じでいいね〜」 「元気な子が多いし、みんな表情が明るいよね〜」 という言葉を聞かせてもらったりします。 そういうこ…

教員の商売道具は、「知識」なのだろうか。

あなたの「商売道具」は何ですか?と言われたら、何と答えますか? これを考えるきっかけになったのは、散髪をお願いしている美容師さんとのこんなやりとりでした。 ◯美容師さんと私の会話 私「美容師さんのはさみとかポーチとかって全部私物なんですか?」 …

音読は、国語だけじゃない!

こんばんは!やっちゃえ先生です! 9月に入り全国的にも学校が再開しますね。台風も去りつつあり、夏の終わりへ向かっている事を感じます。(9.1は全国で子どもの自殺率が最も多い日。教員としては、少し緊張して迎える日でもあります。) さてさて、今日は…

授業中に起こった、ちょっと素敵なはなし

こんばんは!やっちゃえ先生です! 夏休みが明けて授業がスタートしている学校もあると思いますが、私の勤めている学校でも授業がスタートしました!今日は、その授業再開初日におこったちょっと素敵なはなしを紹介します。 私は社会科の教員です。久々の授…

授業のつかみと授業中の雑談って大事だと思うんです

【180410追記あり】記事の内容を一部加筆・修正しました! こんばんは!やっちゃえ先生です! 皆さん見ましたか?今日の甲子園、それにしても、今日の甲子園の東邦高校の大逆転は感動でしたねえ、だから高校野球はおもしろい! さて、今日は授業のスタートに…

三者面談で担任が意識する3つのこと!

6月は祝日がなく、土日に部活動の大会真っ盛り、定期試験だけでなく外部の模試や検定実施、私学は広報活動も盛ん!などの理由で本当に心を亡くす「忙しさ」になっています。 心を亡くすまい、生徒とともに歩まん!と思っている我々(ですよね...?)ですが、…

試験対策プリント配布を考える

こんばんは!やっちゃえ先生です! 今日は中学・高校の定期試験が近づいているということで、試験対策でのプリント配布の是非?について考えます。 皆さんの学校では「試験対策プリント」なるものは存在したでしょうか? 教員目線で考えると、 大体学校で試…

5月に担任の先生が踏まえるべきポイント

こんばんは!やっちゃえ先生です! GWを終えて学校は「5月病(自称)」を訴える生徒が現れつつも、 5月末〜に迫った定期試験が現実に引き戻してくれている、そんな時期です。 我々教員も試験問題作成など、ようやく4月からのバタバタが落ち着いたと思った…

担任スタートダッシュを切るたった1つの方法〜教科担当者にも通ずる鉄則!〜

新年度が始まり、我々教員は毎日バタバタし続けている今日この頃です。 特に今年は新入生の担任としていろいろとやるべきことが満載なため、 いかに効率よくよい仕事をするかで毎日必死です。 そこで、簡単に自分が担任としてしていることで、 同僚にも、時…